1月1日、米ネバダ州ラスベガスのトランプ・インターナショナル・ホテル入口付近で、テスラの電動ピックアップトラックが爆発し、1名が死亡、7名が負傷したと AP通信などが報じた。現地捜査当局はテロリストによる犯行の可能性を捜査中である。
現地警察は記者会見で「午前8時40分頃、ホテルの代行駐車場で車両火災の通報を受けた」と述べ、到着時には2024年型の電動ピックアップトラックが炎上していたことを明らかにした。
爆発により車内にいた1名が死亡し、現場付近にいた7名が軽傷を負ったと警察が発表した。
テスラCEOのイーロン・マスク氏はX(旧:Twitter)上で、トランプホテル前のトラック爆発事件に言及し、「テロ行為の可能性がある」と指摘した。マスク氏はまた、「当該トラックとニューオーリンズでのF-150ピックアップトラックによる自爆テロは、いずれも『Turo』を通じてレンタルされた。両事件には関連がある可能性がある」と主張した。
マスク氏は「現時点での確認によれば、爆発はレンタル車両の荷台に積まれていた大量の花火または爆発物が原因とされている」とし、「車両自体に問題はなく、爆発時の全遠隔測定データも正常であった」と説明した。
米連邦捜査局(FBI)と現地警察が爆発原因の調査を進める中、捜査当局関係者は ロイター通信に「事件には多くの疑問点があり、現在証拠を収集している段階だ。原因と経緯を正確に解明する」と語った。
ドナルド・トランプ次期米大統領の息子で、トランプ・グループの執行副社長を務めるエリック・トランプ氏はXで「顧客と従業員の安全と福祉が最優先事項である」と述べ、さらに「ラスベガス消防局および地域の法執行機関の迅速な対応と専門的な支援に深く感謝する」と記した。
この爆発が発生したトランプ・インターナショナル・ホテルは、64階建ての建物で、ラスベガス・ストリップのすぐ隣に位置し、ファッション・ショー・ラスベガス・モールの向かいにある。