「デジタル・タイムズ」の1日(現地時間)の報道によると、韓国のスターバックス店舗数が2,000店を突破し、米国と中国に次いで世界第3位となったという。これまで世界3位は日本だった。
同日時点で、韓国全土のスターバックス店舗数は計2,002店。ソウルが633店と最多で、京畿道(キョンギ道)491店、釜山(プサン)144店、大邱(テグ)92店、仁川(インチョン)82店と続く。2022年末時点で韓国のスターバックス店舗数は1,893店だった。当時、韓国は日本(1,901店)に次ぐ世界4位だった。しかし、昨年100店以上が新規オープンし、日本を上回った。一方、日本の2023年末時点の全国店舗数は1,986店(許可店舗175店含む)で、2022年末から約80店の増加にとどまった。これにより両国の店舗数が逆転した。
韓国のスターバックス店舗の成長は顕著で、2017年末の1,262店から大きく伸びている。当時、日本との差は約150店だったが、2019年末には約120店、2020年末には約60店、2022年末には8店まで縮小。2023年末についに逆転を果たした。
スターバックスは多様なサービスを導入し、市場シェアを拡大している。先月には11店舗でカクテル飲料を新たに発売。昨年11月にはサブスクリプションサービスを正式に開始し、新たな顧客層の開拓に乗り出した。また昨年4月には配達アプリ「配達の民族」に出店し、デリバリーサービスを強化した。
業界では、スターバックスの好調なブランドイメージと高い店舗アクセス性が厚い固定客層を生み出し、急速な店舗拡大につながっていると分析している。なお、スターバックスの運営会社SCKカンパニーは2023年末時点で売上高2兆9,295億ウォン(約3,153億円)、営業利益1,397億ウォン(約150億円)を計上。前年比でそれぞれ13%、14%の増加となった。