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2025年01月08日水曜日
ホームニュースIT・テック「中国市場で焦るアップル」…中国で異例の値下げ攻勢、最新機種も対象の「緊急セール」の背景に何が?

「中国市場で焦るアップル」…中国で異例の値下げ攻勢、最新機種も対象の「緊急セール」の背景に何が?

米アップルは、中国限定で「新年セール」を実施すると発表した。

アップルは2日(現地時間)、中国の公式サイトにて「1月4日から7日までの期間中、条件を満たす支払い方法で指定商品を購入すると、最大800元(約17,000円)の割引が適用される」と明らかにした。今回のプロモーションは、最新iPhoneシリーズをはじめ、MacBook、iPad、Apple Watch、AirPods、Apple Pencilなど、アップル製品のほぼ全ラインナップが対象となる。最大の割引額はMacBookシリーズに適用され、13インチMacBook Air(M2)は600元(約13,000円)、15インチMacBook Airは800元(約17,000円)の割引が適用される。iPhoneについては、iPhone 14や15などの旧モデルのみならず、最新シリーズも割引対象になっている。

昨年9月に発表されたiPhone 16シリーズの上位モデル「Pro」と「Pro Max」は、500元(約1万765円)の割引が適応され、特に高額割引の部類に入る。iPhone 16およびiPhone 16 Plusは400元(約8,600円)の割引となる。アップルは昨年10月、iPhone 16シリーズ発売直後にも中国で割引キャンペーンを実施しており、さらに中国の消費者は、古い家電の買い替え支援政策により最大1,100元(約24,000円)の補助金を受けることができる。

中国メディアの界面新聞は、「今回の値下げは、割引幅自体は大きくないが、アップルにとって春節(旧正月)前の販売促進や、中国製スマートフォンブランドとの競争において、新年の優位性を確保するための施策となるだろう」と分析している。これを受け、アップル株はニューヨーク市場で前日比2.62%下落し、243.85ドル(約38,000円)で取引を終えた。これにより、時価総額は3兆6,860億ドル(約581兆3,246億円)に減少した。昨年末にはアップルの時価総額は4兆ドル(約630兆8,303億円)に迫っていた。

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