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2025年01月08日水曜日
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米国中西部で10年ぶりの大雪、最大38cmの積雪予想で交通に深刻な影響が懸念

引用:ニュース1
引用:ニュース1

米国の中西部地域で大規模な吹雪と大雪が発生している。現地気象当局は、今回の大雪が10年ぶりの最大規模となる可能性があり、交通に深刻な影響を及ぼす恐れがあると警告した。

アメリカ国立気象局(NWS)は5日(現地時間)、一部地域で38cm以上の積雪が予想され、道路が封鎖されて移動が非常に危険になる可能性があると警告したと、AFP通信は報じた。

NWSはカンザス州とミズーリ州に吹雪警報を発令した。雪と氷の警報は米中部からワシントンを含む東海岸まで拡大している。これにより、長さ2,400kmに及ぶ地域が即時の危険にさらされている。

カンザス州ではすでに5日からみぞれと雪が降り始めており、カンザスシティ周辺の道路は凍結し、スケートリンク状態となっている。

NWSはカンザス州で吹雪と時速80kmに達する強風が発生する可能性があるとし、最悪の事態はこれからだと警告した。また、ミズーリの北東部からアパラチア山脈の中部にかけて20cmから35cmの積雪が予想されると発表した。

ワシントン・ポスト(WP)紙は、ワシントン周辺地域で5日夜から6日にかけて最大25cmの積雪が予想され、移動が危険になる可能性があり、一部道路が閉鎖される恐れがあると報じた。

雪だけでなく、みぞれや路面凍結、厳しい寒さへの懸念も高まっている。ジェット気流が南下することで、一部地域では気温が氷点下18度まで下がると予想されている。メキシコ湾岸地域でも平年比で気温が数十度低下する見込みだ。さらに強風が加わることで、危険性が増す可能性がある。

NWSはミシシッピ川とオハイオ川流域の中部で、約1.27cmのみぞれが降ると予想している。また、カンザス州からアパラチア地域の中部にかけて数百万人が長期停電に見舞われる可能性があるとしている。この地域は昨年9月末のハリケーンで大きな被害を受けたばかりだ。

CNNは、米国全土で約7,000万人が気象警報発令地域に居住していると伝えた。ケンタッキー州、ミズーリ州、バージニア州の各知事は非常事態を宣言し、住民に外出自粛を呼びかけている。

アメリカン航空もカンザスからニュージャージーまでの46空港を対象に旅行注意報を発令した。

この悪天候により、6日午後1時(日本時間7日午前3時)に予定されている米議会でのドナルド・トランプ次期大統領に対する認証手続きに支障が出る可能性を懸念する声も上がっている。しかし、マイク・ジョンソン下院議長は、「Fox News Sunday」に出演し、「吹雪の有無に関わらず、認証を遅らせるわけにはいかない」と述べ、「全議員の出席を望む」と語った。

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