エヌビディアの株価が、アメリカ・ラスベガスで開催される世界最大の家電およびIT展示会「CES 2025」を控え、ジェンスン・フアンCEOの基調講演が予定される中、史上最高値を記録した。
AI半導体大手として知られるエヌビディアの株価は6日(現地時間)、ニューヨーク証券取引所で前日比3.43%上昇し、149.43ドル(約2万3,577円)で取引を終えた。これは昨年11月7日の148.88ドル(約2万3,491円)を上回り、過去最高値を更新したことになる。
市場関係者は、エヌビディアが毎回CESで重要な製品発表を行うため、フアン氏の基調講演に注目している。昨年、同社がゲームおよびAI向けの新型デスクトップグラフィックチップを発表した。
エヌビディアが今回のCESで公開すると予測されているのは、次世代グラフィックス処理装置(GPU)「GeForce RTX 50」シリーズである。「GeForce RTX 50」シリーズは、次世代アーキテクチャ「ブラックウェル」を基盤とする新型ゲーミンググラフィックスカードであり、CES 2025では「GeForce RTX 5070」、「RTX 5080」、「RTX 5090」の詳細が披露される見込みだとされる。
さらに、コンピュータの「頭脳」と呼ばれる独立型中央処理装置(CPU)の発表も見込まれていると指摘されている。