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2025年01月14日火曜日
ホームニュースLA森林火災を「広島原爆後のよう」と報道した米FOXニュース、日本で批判殺到 被害は拡大の一途

LA森林火災を「広島原爆後のよう」と報道した米FOXニュース、日本で批判殺到 被害は拡大の一途

引用:Fox News
引用:Fox News

アメリカ・ロサンゼルス(LA)で5日目に入った大規模山火事により、天文学的な被害が発生する中、アメリカのあるニュース局がLAの状況を、原爆投下直後の広島に例えて物議を醸している。日本のネットユーザーらは、強い遺憾の意を表明している。

12日、X(旧ツイッター)などSNSでは、この山火事被害を報じたアメリカのニュース映像に日本のネットユーザーらの批判が相次いだ。

問題のシーンは11日(現地時刻)、「Fox News」の山火事特別報道中に放送された。同局の看板キャスター、ジェシー・ウォーターズ氏は「今回の山火事で少なくとも11人が死亡し、さらに多くの人が行方不明となっている。サンフランシスコより広い面積が焼失した」と述べた後、「LAの(被災地)一部は、原爆が投下された直後の広島のように見える」と発言した。

ウォーターズ氏の発言中、「LAの一部が広島のように見える」という字幕も表示され、画面にはLAの被災地と過去の広島の様子を並べて比較した写真も映し出された。山火事の被害状況を第二次世界大戦中の広島と比較することで、その深刻さを伝えようとした意図があったとみられるが、「原爆トラウマ」を抱える日本の一部ネットユーザーらには、反発を招いた。

日本のネットユーザーらはこの場面を共有し、Fox Newsの報道を批判した。「アメリカの放送局は、広島市に謝罪すべきだ。山火事を原爆と比較してはならない」、「原爆投下は、アメリカの戦争犯罪であり、LA火災もアメリカ自身の過失だ」など、強い反応を示した。

一方、7日(現地時刻)から米西部の高級住宅地パシフィック・パリセーズ地区で発生した「パリセーズ山火事」の被害面積は87.4平方キロメートルで、24時間前より約4.7平方キロメートル拡大した。

在米韓国人が多く居住する地域近くのアルタデナ地区で発生した「イートン山火事」の被災地は57.1平方キロメートルで、前日より約1.7平方キロメートル拡大した。9日、LA北西部で発生した「ケネス山火事」と7日から北部で続く「ハースト山火事」も、それぞれ4.3平方キロメートル、3.2平方キロメートルとわずかに拡大した。

これらを合わせると、LAで現在進行中の4件の山火事による被害面積を合計すると156.3平方キロメートルとなり、韓国・ソウル市の面積(605.2平方キロメートル)の4分の1強に当たる156.3平方キロメートルに達している。

LAの検視局によると、パリセーズ山火事で5人、イートン山火事で6人など、今回の災害で少なくとも11人が死亡した。捜索犬を動員して被災地の捜索が進められており、死者数はさらに増加する見込みだ。行方不明者は、現時点で少なくとも13人と推定されている。

焼失した建物は、イートン山火事地域で7,000棟以上、パリセーズ山火事地域で5,300棟以上、合計で1万2,300棟以上に上ると推定されている。

引用:Newsis
引用:Newsis
引用:聯合ニュース
引用:聯合ニュース

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