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2025年01月15日水曜日
ホームニュースウクライナ軍が公開した北朝鮮軍兵士の尋問映像、ゼレンスキー大統領がロシアの戦争長期化と拡大を狙った陰謀を強く非難

ウクライナ軍が公開した北朝鮮軍兵士の尋問映像、ゼレンスキー大統領がロシアの戦争長期化と拡大を狙った陰謀を強く非難

引用:ゼレンスキー大統領のX(旧ツイッター)
引用:ゼレンスキー大統領のX(旧ツイッター)

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は14日(現地時刻)、北朝鮮軍捕虜の尋問映像をX(旧ツイッター)で追加公開し、ロシアの戦争長期化の野望を批判した。ゼレンスキー大統領は「捕虜となった北朝鮮軍兵士とウクライナの調査官との対話が継続している」とし、「我々は事実関係を確認し、全ての詳細を精査している」と述べた。

さらに「世界はロシアが彼らを、どのように利用しているかの全容を知ることになるだろう。彼らは完全な情報遮断の中で育ち、ウクライナについて全く知らない。ロシアは彼らをこの戦争の長期化と拡大のためだけに利用している」と主張した。ゼレンスキー大統領は「この戦争を望んでいるのは、ロシアだけだ」と付け加えた。

新たに公開された4分16秒の映像に登場する兵士は、ウクライナ軍がロシア西部クルスク州で捕まえた者で、ゼレンスキー大統領が12日に公開した北朝鮮軍2名のうちの1人である。北朝鮮軍兵士は横たわったまま、韓国人通訳を介してウクライナの調査官の質問に答えた。調査官は彼に捕虜となった経緯、偽のロシア身分証明書、教育を受けた交戦規則などについて尋ねた。

引用:ゼレンスキー大統領のX(旧ツイッター)
引用:ゼレンスキー大統領のX(旧ツイッター)

北朝鮮軍兵士は戦闘で負傷し撤退できず、森に入って3~5日間単独で潜伏している間にウクライナ軍に発見され、車両で移送されたと述べた。所持していたロシアの身分証明書に写真や自分の名前があったかという質問に対し、写真はなく、全てロシア語で書かれていたため読めなかったと答えた。

この兵士はまた、ウクライナ軍を捕虜にした場合、紙に「家」と「銃」を描いてから一つを選ばせ、「家」を選べば解放し、「銃」を選べば殺すよう教育されたと語った。さらに、自分の所属中隊がウクライナ兵を人質や捕虜として捕らえたことはないと明かした。

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