メラニア「私には自分の考えがある…トランプにも助言する」
「隠遁のファーストレディー」がフォックスニュースに出演
「彼の意見に常に賛成するわけではない、最優先は母親、ファーストレディ、妻であること」
主な居住地としてホワイトハウスに言及…「荷物はもう準備した」
1期目とは異なり積極的な姿勢を見せる見込み
ドナルド・トランプ米次期大統領の妻メラニア・トランプ氏(右)が13日(現地時間)、フォックスニュースの朝の番組「フォックス&フレンズ」に出演し、共同司会者のエインズリー・アーハートとインタビューを行った。
メラニア氏は2度目のホワイトハウス入居に対する思いや抱負、自身が積極的に推進する「ビー・ベスト」計画などについて語った。
ドナルド・トランプ2期目政権のファーストレディー(令夫人)となるメラニア・トランプ氏は「私には自分の考えがあり、自分の『イエス』と『ノー』がある」と述べた。
メラニア氏は13日(現地時間)、フォックスニュースの「フォックス&フレンズ」に出演し、「ある人は私を単なる大統領の妻と考えるかもしれないが、私は自分の足で立ち、独立して行動する」と語った。
米国史上初のスロベニア出身のファーストレディーであり、2人目の外国生まれのファーストレディーである彼女は、トランプ1期目政権(2017~2021年)では公の場に姿を見せることが少なく、「隠遁のファーストレディー」と呼ばれていた。2017年の政権発足当初、すぐにホワイトハウスに入居せず、息子がいるニューヨークに6か月間滞在したことで、トランプ氏との不和説が流れた。
しかし、トランプ2期目政権では、公の場で以前より積極的な活動が見込まれている。昨年11月の大統領選でトランプ氏が圧勝し、メラニア氏の知名度も向上したことで、(公の場での活動に)自信を得たとAFP通信は分析している。
これを裏付けるように、彼女はワシントンDCのホワイトハウスと自宅があるフロリダ州パームビーチのマー・ア・ラゴ・リゾート、大学生の息子バロンが住むニューヨークのどこで主に過ごすのかと問われ、「ホワイトハウスにいることになるでしょう」と答えた。すでにホワイトハウスへの引っ越しの準備として「荷物をまとめた」とも語った。
さらに「ニューヨークにいる必要があればニューヨークに、パームビーチにいる必要があればパームビーチにいますが、私の最優先事項は母親であること、ファーストレディーであること、妻であることです」と付け加えた。
続けて「(1期目でも)私は常に自分らしくいられたと感じています」とし、「(当時)人々は私を受け入れてくれなかったようです。今のように私を理解せず、支持してくれる人も多くありませんでした」と述べた。
特にメラニア氏は「私は夫(トランプ氏)の言動に常に同意しているわけではありません」とし、「彼に助言をします。彼が私の意見を聞くこともあれば聞かないこともありますが、それでも構いません」と強調した。
実際、彼女は昨年の大統領選期間中、女性の出産および妊娠中絶の権利について政府の干渉があってはならないと主張した。これは夫の見解とは正反対の立場だった。
最後にメラニア氏は、2018年から自ら推進しているインターネット上の憎悪・差別撲滅キャンペーン「ビー・ベスト(Be Best)」について「さらに拡大します」とし、「もし彼ら(ソーシャルメディア・ストリーミングプラットフォーム)が私を支持し、子供たちを正しく教育し、メンタルヘルスを守るなら、今後何が起こるか想像してみてください」と付け加えた。