ウラジーミル・プーチン大統領に反対する内容など、ロシアが違法と規定したコンテンツに罰金を科してきたロシア裁判所が、グーグルが以前の罰金命令に違反したことを理由に、追加で罰金を科した。
14日(現地時間)、「ロイター通信」によると、モスクワのチェルタノヴォ地方裁判所は、グーグルが以前科された罰金を支払わなかったとして、80億ルーブル(約121億円)の罰金を科した。
ロシアはここ数年、グーグルが違法コンテンツの削除命令に従わなかったとして、400万ルーブル(約606万円)程度の罰金を継続的に科してきた。
特にロシアで違法とされた内容のユーチューブ動画を削除しなかった点が問題視された。
一方、ロシア国内のユーチューブ利用者数は一時5,000万人に達していたが、最近では1,200万人に急減した。
一部では、ロシア当局がプーチン大統領に反対する内容のコンテンツをブロックするために意図的にユーチューブ動画のダウンロード速度を低下させているとの指摘がある。
ロシアはグーグルが機器をアップグレードできなかったため速度低下の問題が発生したと反論したが、グーグルと技術専門家は、この主張に同意していないとロイターは伝えている。