ビットコイン価格が近く13万ドル(約2,014万円)を超えるとの予測が出ている。
20日(現地時間)、アメリカの仮想通貨専門メディア「コインテレグラフ」の報道によると、トレーダー兼アナリストのジェレ氏は、ビットコインが昨年11月から形成されていた下降トライアングルパターンを突破し、再テスト後に上昇トレンドを継続していると分析した。彼は「今回の上昇の目標は13万ドル台半ば」と予想している。ジェレ氏はまた、ビットコインが17日に抵抗線を突破し強い上昇を見せたことが、さらなる強気相場を示唆していると話した。
別のアナリスト、ダーン・クリプト・トレード氏は、ビットコインが11万ドル(約1,704万円)付近でCMEギャップを素早く埋め、興味深い週の幕開けとなったと評価した。この日、ビットコインは一時10万9,356ドル(約1,694万円)と史上最高値を記録。前日の10万ドル割れから約9.6%上昇し、初めて10万9,000ドル(約1,688万円)台を突破した。午後5時53分時点で、コインマーケットキャップによると、10万8,064ドル(約1,674万円)で取引されており、24時間前比3.59%上昇している。
さらに、この日、ビットコインはわずか1時間で7,200ドル(約112万円)以上も急騰した。この急激な上昇により、仮想通貨市場全体で未決済約定が約47億ドル(約7,283億3,315万円)増加し、5,200万ドル(約80億5,815万円)規模のショートポジションが清算された。コイングラスによると、今回のビットコインの反発は、週末にトランプ米大統領のミームコイン発行によって混乱した市場状況の後に起きたと示した。
前日、トランプ大統領は自身の公式ミームコイン「トランプ($TRUMP)」を発行し、仮想通貨市場に大きな反響を呼んだ。このミームコインはわずか2日で時価総額200億ドル(約3兆975億円)を記録し、全仮想通貨中15位にランクインした。しかし、メラニア・トランプ夫人が別のミームコインを発行したことで、「トランプ($TRUMP)」やその他の仮想通貨が一時的な下落を経験したことが明らかになった。しかし、市場の混乱にもかかわらず、ビットコインは力強い反発を見せ、仮想通貨市場のボラティリティを改めて証明した。ある匿名のアナリストは、今週ビットコインの変動を「仮想通貨市場のトレードマーク」と表現した。