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2025年02月03日月曜日
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ビル・ゲイツ氏が仮想通貨について「全く役に立たない」と断言、再び批判的な見解を示す

世界最大のソフトウェア企業であるマイクロソフト(MS)の共同創業者ビル・ゲイツ氏が、仮想通貨について「全く役に立たない」と断言した。

引用:AP通信
引用:AP通信

ゲイツ氏は、自身の自伝『ソースコード:私の始まり(Source Code: My Beginnings)』の出版を控え、ニューヨーク・タイムズ(NYT)とのインタビューで「仮想通貨にはどんな用途があるのか」という質問に対し、このような見解を示した。

彼は「高いIQを持つ人々でさえ、この問題について自己欺瞞に陥っている」と指摘し、「億万長者クラブなど存在しないし、統一された見解もない」と述べた。

ブルームバーグの億万長者指数によれば、ゲイツ氏の資産は1,650億ドル(約25兆6,608億円)に達し、世界の富豪ランキング8位に位置している。

なお、ゲイツ氏が仮想通貨に対して批判的な見解を示したのは今回が初めてではない。2022年、カリフォルニア州バークレーで開催された気候変動会議では「NFTなどの仮想通貨プロジェクトは『大馬鹿理論(the greater-fool theory)』に基づいた戯言だ」と語った。

「大馬鹿理論」とは、商品価格が異常に高騰していることを理解しながらも、さらに高値で購入する投資家、つまり「より大きな愚かな者」が現れることを期待して投資を行う理論を指す。

このような見解から、テスラ最高経営責任者(CEO)イーロン・マスク氏とも対立してきた。ゲイツ氏は「マスク氏とテスラがビットコインに投資しているからといって、一般投資家がそれを真似をする必要はない」とし、「マスク氏ほど資産がないのであれば、投資には細心の注意を払うべきだ」と警告した。

今回出版された自伝は、ゲイツ氏の三部作の第一巻にあたり、今年70歳を迎える彼が幼少期から現在に至るまでの個人的な歩みを振り返って執筆された。

また、ゲイツ氏は先日、イギリスのタイムズ紙とのインタビューで、元妻メリンダ・フレンチ・ゲイツ氏との離婚が自身の人生で最も後悔している出来事であることを打ち明けている。

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