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米カリフォルニア州のベトナム料理店で、ロボットの窃盗未遂事件が発生した。
米メディア「ニューヨーク・ポスト」は先月26日(現地時間)、この事件が1月25日にサウスサンノゼの「Pho 21」という店で発生したことを報じた。店内の防犯カメラの映像には、当日午前7時40分頃、窃盗犯が店内に侵入する様子が記録されていた。
開店20分前に入店した男は、従業員にトイレの使用を申し出た後、店の隅へと姿を消した。
その後、トイレから出てきた男は、店内に設置されていた3台のサービスロボットのうち1台を持ち上げようとした。大型のロボットを持ち上げた男は、懸命に店外へ運び出そうとしたが、容易には動かせなかった。
この時、異変に気付いた従業員が男を制止しようとしたが、男は聞こえないふりをして店から出て、自身の車のトランクにロボットを積め込もうと試みた。他の従業員も加わり、男の行動を阻止した。男は最後までロボットを手放そうとしなかったが、最終的に諦めて店を後にした。
男が盗もうとしたサービスロボットは、約1万8,000ドル(約273万円)相当の機器だった。
同店を経営するトニー氏は、「ABC 7ニュース」のインタビューで「サービスロボットは特殊なプログラミングが必要で、店外では使用できない」と述べた。仮に男が窃盗に成功していたとしても、ロボットを活用することは不可能だったという。
幸い、この事件による負傷者はおらず、ロボットも無事だった。
窃盗未遂の被害に遭ったサービスロボットは、現在も店内で通常通り接客業務を続けているという。
この映像を目にしたネットユーザーからは、「あんなに堂々と盗もうとするのに、なぜ捕まらないのか」、「泥棒も頭を使わないと」、「持ち出して何をするつもりだったのか」、「従業員も呆れただろう」など、さまざまな反応が寄せられた。