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9日(現地時間)、AP通信などの報道によると、リビア南東部の砂漠地帯で、数十体の移民者の遺体が埋められた集団埋葬地が2か所発見されたという。リビア治安当局は7日、南東部クフラ市の農場で19体の遺体が埋められた集団埋葬地を発見したと伝えている。
8日には、クフラ市の移民収容施設に監禁されていた76人の移民者が救出され、その施設隣接地に埋められていた28体の遺体も収拾されたとAFP通信が伝えた。治安当局は声明の中で、「不法移民の自由を意図的に奪い、非人道的に扱ったリビア人1人と外国人2人の計3人を逮捕した」と明らかにした。
クフラはリビア南東部の砂漠地帯に位置し、エジプトとスーダンの国境から比較的近い都市である。リビアは2011年のムアンマル・カダフィ政権崩壊以降、サハラ以南アフリカや中東からの移民者が船で地中海を渡り、欧州を目指す経路として利用されており、その流れは依然として途絶えない状況が続いている。
AP通信は、リビアの10年以上にわたる不安定な情勢の中で、ブローカーが移民者を密入国させ、地中海ルートへ送り、利益を得たり、虐待を行っている実態を指摘している。リビアでは昨年3月、首都トリポリから南へ350kmのシュワイリフ地域で、少なくとも65体の移民者の遺体が発掘されたという。