日本の株式市場で史上最高の株価上昇率を記録した企業が登場した。
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ブルームバーグ通信は9日(現地時間)、日本のホテル開発会社であり上場企業の「メタプラネット」が、暗号資産(仮想通貨・コイン)の代表格であるビットコインへの投資戦略を通じて、過去1年間で株価が4,000%急騰したと報じた。
これは日本株の中で最高の上昇率であり、全世界的にも例を見ないレベルである。
メタプラネットの戦略は、アメリカのストラテジー(旧マイクロストラテジー)と類似している。
ストラテジーは、ビットコインを大量に購入する戦略を通じて、企業価値を最大化した代表的な企業である。
メタプラネットのサイモン・ゲロビッチ最高経営責任者(CEO)は、ブルームバーグとのインタビューで「ストラテジーのCEOであるマイケル・セイラー氏の戦略を聞いて、そのまま採用した」と述べた。
ストラテジーは、2020年から大規模なビットコイン購入に乗り出し、この戦略によって株価は過去1年間で544%上昇した。
![引用:メタプラネット X](https://contents-cdn.viewus.co.kr/image/2025/02/CP-2022-0028/image-626191c7-f67e-424f-8891-90e3a128fb74.jpeg)
ブルームバーグ通信は「メタプラネットはストラテジーよりもはるかに急激な上昇を見せており、日本の株式市場に新たな投資パラダイムを提示している」と評価した。
メタプラネットは元々2013年からホテル開発業を営んでいたが、2020年のコロナ19パンデミックによって営業が大きく縮小した。
これにより、2024年初頭からビットコイン優先戦略へと転換した。この戦略が成功し、メタプラネットの株価は爆発的な上昇を記録した。
ビットコイン投資拡大の背景には、トランプ大統領の親ビットコイン政策への期待感がある。
ゲロビッチCEOは先月、トランプ大統領の就任式に出席した後、「トランプ大統領のビットコイン親和的政策への期待感が日本市場でのビットコイン需要を急増させ、会社はこの特需を積極的に活用した」と述べた。
現在、メタプラネットは1月28日現在で1,762ビットコインを保有しており、これは時価で約1億1,710万ドル(約179億円)に相当する。この会社は2025年までにビットコイン保有量を1万個、2026年までには2万1,000個に拡大する計画である。
メタプラネットの成功は、企業が伝統的なビジネスモデルから脱却し、デジタル資産を積極的に活用することで、新たな成長機会を創出できることを示している。しかし、ビットコインの価格変動性が大きいことから、この戦略が長期的に持続可能であるかについては、議論が提起されている。