フランスのある男性が駅でスピーカーフォンを使用して通話したため、罰金200ユーロ（約3万1,823円）を科された事件が話題となっている。
CNNによると、デイビッドはフランス西部ナント駅で電車を待ちながらスピーカーフォンで妹と通話していた。
その時、フランス国営鉄道会社SNCFの職員が近づき、スピーカーフォンをオフにしなければ150ユーロ（約2万3,867円）の罰金を科すと警告した。
しかし、デイビッドはこれを冗談と受け止め、最終的に罰金が200ユーロにまで引き上げられた。
彼は罰金に異議を唱えるため弁護士を雇ったとされる。今回の事件は公共の場における携帯電話使用のマナーについての論争を引き起こした。
イギリスのエチケットガイドライン「デブレッツ（Debrett’s）」は最近、「電話は一人で行うべき」とし、公共の場ではヘッドフォンやイヤホンの使用を推奨している。これは、他人が通話内容を聞かされることで不快感を与える可能性があるためだ。
韓国でも、公共の場で騒音を発生させた場合、軽犯罪処罰法に基づき処罰の対象となる。
法令第3条第20項および21項では、多数の人が集まる場所や交通機関内で騒ぎを起こしたり、大声で話す行為を規制しており、これに違反した場合は10万ウォン（約1万573円）以下の罰金、拘留、または科料が科される可能性がある。
今回の事件は、公共の場におけるマナーと個人の空間の重要性を改めて認識させるものとなった。
技術の発展により、いつでもどこでも電話をすることができるようになったが、他人に迷惑をかけない範囲で使用すべきであることを改めて強調する事例となった。