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2025年02月13日木曜日
ホームニュース米軍第6の軍種が朝鮮半島で存在感、宇宙軍が初の指揮統制訓練完遂 日韓両国に相次ぎ配備、アジア戦略の要に

米軍第6の軍種が朝鮮半島で存在感、宇宙軍が初の指揮統制訓練完遂 日韓両国に相次ぎ配備、アジア戦略の要に

引用:アメリカ空軍
引用:アメリカ空軍

在韓米宇宙軍は先月21日から24日にかけて、韓国京畿道平沢市(キョンギド・ピョンテクシ)の烏山(オサン)空軍基地で大規模な合同指揮統制訓練兼宇宙戦闘員の包括指揮統制訓練「Polaris Hammer-KOREA」を実施した。

11日、米軍などによると、今回の訓練は在韓米宇宙軍の創設後初めて行われ、朝鮮半島地域の宇宙作戦を支援するための計画、調整、実行能力を検証することを目的としており、全3段階中の第1段階に該当するという。

在韓米宇宙軍は、今年3月頃に米韓連合「自由の盾(FS)」演習を機にPolaris Hammerの第2段階を、年末には第3段階の訓練を実施し、その結果を評価する予定だ。訓練には在韓米宇宙軍のほか、在韓米第8軍など朝鮮半島全域の米軍部隊の人員と韓国空軍、米本土ヴァンデンバーグ宇宙軍基地の要員らが参加した。主に北朝鮮のミサイル、人工衛星能力に対応するための訓練が行われたとされる。

米軍側は「参加者らは宇宙的観点から特定の脅威を識別し、対応する手順を習得した」とし、「在韓米宇宙軍創設後、作戦レベルの合同指揮統制訓練としては今回の訓練が初めて」と説明した。在韓米宇宙軍のジョン・パトリック司令官は「韓国のパートナーと共にこの訓練を完遂することで、在韓米宇宙軍が宇宙作戦を計画し統合する能力を実証した」と述べた。

アメリカは2019年12月に宇宙軍を正式に創設し、2022年12月にはインド太平洋宇宙軍の司令部傘下部隊として初めて在韓米宇宙軍を配備した。また、昨年末には在日米宇宙軍も創設し、約90人規模の在韓米宇宙軍を今年末までに倍増させる計画も検討中だ。

米宇宙軍は陸・海・空軍と海兵隊・沿岸警備隊に続く米軍の第6軍組織である。主な任務は軍事衛星の管理と諜報活動、宇宙軍事装備を用いた早期警戒システムの運用、敵国のミサイル活動の監視などだ。

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