![引用:テレグラム](https://contents-cdn.viewus.co.kr/image/2025/02/CP-2024-0164/23399865.webp)
ウクライナ戦争が24日に4年目を迎える中、ロシアが軍用車両の不足を補うためロバを軍需物資の運搬に使用していることが明らかになった。
英紙「ザ・タイムズ」などは、親ロシア系テレグラムの情報を引用し、前線でロバが使用されていると報じた。ロシアのブロガー、キリル・フョードロフ氏は最近テレグラムに「前線に弾薬を運ぶためにロバを受け取った」、「最近は車両の供給が不足している」と投稿。軍服姿の男性2人が軍需物資の積まれた場所でロバの世話をする写真も共有した。匿名のテレグラム利用者は、自身をロシア軍の兵士だと名乗り、ロシア国防省が直接兵士たちにロバを提供したと明かした。
ロシア下院国防委員会のヴィクトル・ソボレフ議員も「現在、各部隊や師団への弾薬、軍需品、食料などの供給に大きな困難を抱えている」とし、「弾薬や補給品を前線に送るのにロバや馬を使うのは当然だ」と述べた。
![引用:テレグラム](https://contents-cdn.viewus.co.kr/image/2025/02/CP-2024-0164/23399865_1.webp)
退役将軍出身の彼は「輸送車内の兵士2人が死ぬよりもロバ1頭が死ぬ方がましだ」とも付け加えた。また、別のロシア下院国防委員、Viktor Zavarzin議員も「ロバに勝利をもたらしてもらおう」と発言した。
ウクライナ戦争に参戦しているロシア軍は、これまでも馬や民間用オートバイ、電動スクーターなどを移動手段として使用する姿がしばしば目撃されていた。ウクライナ軍のドローンを回避するため、電動スクーターで素早く移動する戦術も採用していた。
ロバに続いてラクダまで動員されたという主張も出ており、9日にあるテレグラムチャンネルではラクダに乗ったロシア兵士の写真が投稿された。ロバと同様、ロシア軍が実際にラクダを戦線に投入したかは確認されていない。ただし、ロシア南部地域には約1万頭のラクダがおり、第二次世界大戦中に旧ソ連軍がラクダを輸送手段として活用した記録があるという。
一方、14日にドイツで開かれるミュンヘン安全保障会議では、アメリカのJ・D・ヴァンス副大統領がウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領と会談し、停戦に向けた協議を行う見通しだ。最近、ゼレンスキー大統領は、ロシアとの和平交渉で領土取引の可能性を示唆した。これは、ロシアが北朝鮮軍を派遣しているクルスク地域を交渉材料にする意向を示したものとされ、ウクライナはこの地域を6か月以上占領している。