著名な資産運用書『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者であり、アメリカの投資家として知られるロバート・キヨサキ氏が、世界金融市場に関する重大な警告を発した。キヨサキ氏は、近い将来、大規模な市場崩壊が起こると予測し、投資家に注意を促した。
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キヨサキ氏は、13日(現地時間)、ソーシャルメディアX(旧Twitter)を通じて、景気後退の可能性を強調し、アメリカをはじめとする雇用市場の縮小が進行していると指摘した。また、「アメリカ政府は6万5,000人の雇用削減を計画しており、エネルギー企業も経済縮小に伴い数千人規模のリストラを実施している」とし、「特に日産自動車やフォルクスワーゲンといった世界的自動車メーカーも大規模な人員整理を進めている」と述べた。
キヨサキ氏は、アメリカ政府が主張する「ソフトランディング」の可能性について、「ソフトランディングなど存在しない。幻想から覚めろ。今こそ現実を直視すべき時だ」と強い疑問を表明した。さらにキヨサキ氏は、最近ビットコインと金を追加購入したことを公表。7日には自身のXアカウントで「現金を貯めるよりも、ビットコインや金を保有する方が賢明で安全だ」と主張した。
キヨサキ氏は以前からアメリカの経済政策に批判的な姿勢を取っており、特に2020年のパンデミック以降、アメリカ政府が実施した大規模な経済刺激策と無秩序なドル発行を問題視してきた。キヨサキ氏は、「このような状況下では、ビットコイン・金・銀が長期的に安全で収益性のある資産になる。現金や株式、債券よりも信頼できる投資先だ」と強調した。また、ビットコインの価格下落を投資機会と捉え、追加購入する意向も示した。
専門家らは、キヨサキ氏の警告が世界経済の流れの中で顕在化しつつある問題を反映していると分析している。アメリカ、欧州、アジアなどの主要経済圏では雇用不安と景気減速の兆候が続いており、金融投資家には慎重なアプローチが求められると指摘している。