トランプ(TRUMP)コインが最近48時間で30%急騰し、暗号資産投資家の注目を再び集めている。
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このコインは2週間ぶりに最高値の24ドル(約3,640円)を記録し、重要な抵抗線である23.53ドル(約3,568円)を突破すれば50ドル(約7,582円)まで上昇する可能性があると指摘されている。
テクニカル分析と機関投資家の動向が相まって上昇期待が高まっているが、価格の変動性が依然として大きいため慎重な姿勢が必要だとの見方もある。
仮想通貨専門メディア「CoinGape」は、トランプコインに関するこの現象を16日(現地時間)に報じた。
トランプコインは先月17日の発行直後に72ドル(約1万1,000円)まで急騰し話題を呼んだが、その後急落して15ドル(約2,303円)を下回った。これはミームコイン市場でよく見られる過熱後の調整と解釈された。しかし、最近48時間で30%上昇し19.80ドル(約3,000円)を記録、時価総額も3.9兆ウォン(約4,100億円)に達した。
特に、注目すべきは取引量の急増だ。48時間内の取引量が10兆ウォン(約1兆520億円)から66兆9,000億ウォン(約7兆400億円)へと約600%増加した。これは投資家が底値買いに動き、上昇モメンタムが形成されていることを示唆している。
専門家によると、トランプコインの上昇基調を維持するには23.53ドル(約3,610円)の抵抗線を突破することが重要だ。この水準を超え支持線に転換すれば、25ドル(約3,838円)から50ドル(約7,675円)の間の抵抗ゾーンを突破する可能性が高まるとされる。
テクニカル指標もポジティブなシグナルを発している。相対力指数(RSI)は強気を示し、移動平均収束発散指標(MACD)も上昇モメンタムを指し示している。一方で、23.53ドル(約3,570円)を突破できない場合、再び15ドル(約2,274円)の支持線まで下落する可能性も否定できない。
トランプコインの最近の上昇には大口投資家(クジラ)の買い集めが重要な役割を果たしている。オンチェーンデータによると、一部の投資家は一度に約1億円以上を購入し、上昇を牽引した。
ビットメックスのCEOアーサー・ヘイズ氏は、トランプコインがビットコインの優位性を超える可能性があると主張した。彼は「政治家がミームコインをブランドプロモーションや選挙資金調達に活用する場合、トランプコインはより大きな影響力を持つ可能性がある」と述べた。