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2025年04月02日水曜日
ホームニュース今年だけで既に31回の爆発的噴火を記録した桜島、専門家「大規模噴火の可能性は低い」

今年だけで既に31回の爆発的噴火を記録した桜島、専門家「大規模噴火の可能性は低い」

引用:聯合ニュース
引用:聯合ニュース

九州南部、桜島の火山は今年に入って31回の爆発的噴火が続いたものの、大規模な噴火の可能性は低いことが調査で明らかになった。

18日、東京新聞によると、政府の火山調査委員会は桜島を含む8つの重点評価対象に関する調査結果を発表した。清水洋委員長は「現時点で即座に大噴火や住民の避難が必要な状況ではない」と述べた。

鹿児島県に位置する桜島は、9日午後8時3分ごろ、南岳の山頂火口で噴火を起こし、火山灰が2,000メートル上空まで立ち上った。噴火の過程で、火山灰の粒子同士が摩擦を起こし、静電気による「火山雷」が観測された。

桜島は、1914年の大噴火によって片側の海が埋め立てられ、現在は九州とつながった半島の形をしている。今回の噴火では、噴石が800~1,100メートルの範囲に飛散した。

火山調査委員会は、国内にある111の火山のうち、過去1年間に噴火した火山や情報が不足している8つの火山を重点的に評価した。その結果、地震や地殻変動の記録、地下構造、噴火の履歴を総合的に点検し、桜島の大規模噴火の可能性は低いと判断した。

委員会は、今後も火山灰の採取や化学成分の調査を続ける必要があると助言している。

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