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2025年02月24日月曜日
ホームニュース「マスクよりザッカーバーグの方が嫌い」米国の有権者を対象にした驚きの調査結果が明らかに

「マスクよりザッカーバーグの方が嫌い」米国の有権者を対象にした驚きの調査結果が明らかに

アメリカの有権者はテスラのイーロン・マスクCEOよりもメタのマーク・ザッカーバーグCEOをより嫌っているという世論調査の結果が出た。政府効率省(DOGE)を率いて大規模な構造改革を実施したマスクCEOよりも、情勢に振り回されるザッカーバーグCEOの方がより不評であるとの分析だ。

20日(現地時間)、米国の世論調査機関ピュー・リサーチ・センターは、米国の有権者5,086人を対象に実施した調査の結果、ザッカーバーグCEOに対して否定的な見方を示した回答者の割合が全体の67%に達したと発表した。マスクCEOに対する否定的な回答は全体の54%にとどまり、13ポイント低かった。ピュー・リサーチ・センターは先月27日から今月2日まで調査を行った。

米国の有権者のうち、26%がザッカーバーグCEOに対して「非常に否定的」と回答し、41%が「やや否定的」と答えた。逆に「非常に好意的に見ている」と答えた回答者は2%に過ぎなかった。マスクCEOに対しては、「非常に否定的」という回答が全体の36%を占め、「やや否定的」という回答は18%だった。マスクCEOを「非常に支持する」という回答は11%に達した。

政治的な傾向により、マスクCEOへの好感度は分かれた。民主党支持者と答えた回答者の85%がマスクCEOを否定的に見ている一方、共和党支持層の73%は肯定的な立場を示した。マスクCEOがDOGEを率いて連邦政府を大幅に改革したことに対する立場の違いが反映されていると考えられている。

ザッカーバーグCEOの場合、共和党支持層の60%が彼を否定的に見ていると回答し、民主党支持層では76%が否定的な見方を示した。政治的な傾向に関係なくザッカーバーグCEOを否定的に見ていることが分かった。

IT業界ではザッカーバーグCEOの政策に対して有権者が不満を抱いているとの分析が出ている。2016年以降、米国の政界でSNSの影響力が増す中、フェイスブックの政策に対する有権者の不満も高まっていた。特に保守層は、フェイスブックが「表現の自由」を抑圧していると感じている。保守層が投稿した政治的な内容を「争いを引き起こす投稿」とみなして削除したためだ。

民主党支持層は、ザッカーバーグCEOの一貫性のない行動を指摘した。権力者の意向に応じて基準を変えるという批判だ。ドナルド・トランプ大統領が当選した後、ザッカーバーグCEOはメタの多様性政策を廃止し、その後、ファクトチェックやヘイトスピーチに関するコンテンツ規制を緩和したため、政治的な投稿を促し、フェイクニュースが拡散したという主張がなされている。

米IT専門メディアのテッククランチは「以前はコーディングに夢中な『変わり者』として見られていたザッカーバーグCEOが、『メディア権力』を得るにつれて好感度が低下し始めた」とし、また「信頼度も低下し、20代から30代のユーザーの間で不評が高まっている」と伝えた。

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