14.9 C
Tokyo
2025年02月26日水曜日
ホームニュース「武力行使は避けられなかった」病院に武装男が侵入し銃撃戦に…警察との対峙の末に男射殺、警官1名が命を落とす

「武力行使は避けられなかった」病院に武装男が侵入し銃撃戦に…警察との対峙の末に男射殺、警官1名が命を落とす

米国ペンシルベニア州の総合病院集中治療室で22日(現地時間)、武装した男が拳銃と結束バンドを持って侵入し、病院スタッフを人質に取って警察と対峙した末、射殺され、この過程で警官1名も死亡した。

ヨーク郡の地方検事によると、同病院の医師1名、看護師1名、管理者1名の計3名の職員と警官2名も銃撃を受けた。警察が複数箇所から突入を試みる中で銃撃戦が始まった。容疑者は警察が発砲する直前、女性職員1名の手を結束バンドで縛り、銃を向けていたという。

検事は事件直後の記者会見で「このような凶悪事件で、警察の武力行使は避けられなかった」と述べ、「警官の死は我々の地域にとって大きな損失だ」と、亡くなった警官を追悼した。

死亡した警官はウェスト・ヨーク地区の警察署に所属しており、コロラド州デンバー警察局で5年間勤務後、2022年からウェスト・ヨーク警察署で勤務していた。2021年にはコロラド州での交通取締中に見せた勇敢な行動により、飲酒運転防止母の会から「ヒーロー賞」を受賞していた。

事件が起きたUPMCメモリアル病院は5階建てで104床を有する。この病院での銃撃事件は、近年米国全土で増加している総合病院や診療所を襲う銃暴力の一例だ。

2023年にはニュー・ハンプシャー州の州立精神病院のロビーで銃撃犯が警備員を殺害後、出動した州兵に射殺された。2022年にはダラス市内の病院で、自身の子供の出産を見守っていた男が突然、病院職員2名を射殺した。同年5月にはアトランタ市内の医療センターの待合室で男が銃を乱射し、女性1名が死亡、4名が負傷する事件も起きている。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください