
ウクライナが11日(現地時間)、戦争を即時中止するというアメリカの30日間の停戦案を受け入れた。
ロシアがこの停戦案を受け入れれば停戦すると表明した。サウジアラビアで行われたアメリカとウクライナの交渉でこの結論に至った。
マルコ・ルビオ米国務長官はこの日、サウジアラビアのジッダで行ったウクライナとの交渉後、「ウクライナが対話を始め、戦争を止める準備ができている」と述べた。
停戦協定の一環として、アメリカはウクライナとの情報共有を即座に再開し、ウクライナへの安全保障支援も再開する。
両国政府の共同声明によると、ウクライナの鉱物資源に関する協定も迅速に締結することで合意したという。
声明は、ドナルド・トランプ米大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が「可能な限り早くウクライナの重要な鉱物資源開発のための包括的合意文書をまとめる」ことで合意したと強調した。
この日のアメリカとウクライナの高官会談は7時間以上に及んだ。
ルビオ長官は「本日、我々は提案を行い、ウクライナがそれを受け入れた」とし、「これで停戦に入り、持続可能で彼ら(ロシアとウクライナ)の理解、安全保障、国家としての繁栄に適した方法でこの紛争を終結させる交渉を即座に開始することになった」と述べた。
さらに彼は「希望としては、直ぐロシアにこの提案を行い、彼らから『イエス』という返答を得たい」とし、「彼らも平和のために『イエス』と言うだろう。今、ボールはロシア側にある」と付け加えた。
両国は代表団の共同声明で、過渡期として1か月の停戦を行うが、「関係国の合意のもと、延長も可能とする」としている。
また声明では、「アメリカは引き続きロシアとの対話を継続する」とし、「ロシアの互恵的な対応が平和達成の鍵だ」と強調した。