
JPモルガンはテスラの目標株価を現在の株価の半分以下となる120ドル(約1万7,828円)に設定した。最高経営責任者(CEO)イーロン・マスク氏関連のリスクが増大しているためだとした。
13日の金融投資業界の情報によると、JPモルガンのアナリスト、ライアン・ブリンクマン氏は12日(現地時間)の報告書でこのように述べた。前日、テスラ株は248.09ドル(約3万6,858円)で取引を終えたと明らかにした。
JPモルガンはテスラの第1四半期の車両納入台数予測も従来の44万4,000台から35万5,000台へと大幅に下方修正した。現在のウォール街の平均予測は約43万台であると説明した。
マスク氏がドナルド・トランプ政権に参加し積極的な発言を行ったことへの反感から、欧州でのテスラ販売台数が急減するなど、すでに「マスクリスク」が現実のものとなっていると語った。
米国内でも、マスク氏が政府効率化省(DOGE)のトップを務め、公務員の大幅削減を推進していることに対する強い反発があり、テスラに深刻な悪影響を及ぼしているとブリンクマン氏は分析した。