パイネットワークの仮想通貨「パイコイン」、価格が1.50ドルまで回復
最近の取引量増加とバイナンス上場の可能性が投資家心理を刺激し、市場の熱い視線を集めている。
パイコインの価格が3月末までに3倍になるには5.55ドル（約826円）を突破する必要がある。この野心的な目標は現実的に達成できるのだろうか。
パイコイン、価格変動の荒波を乗り越え反発の兆し
パイコインは最近、激しい価格変動に見舞われた。先週3.01ドル（約447円）まで駆け上がったものの、その後40％以上も下落する厳しい調整を強いられた。
しかし、米国の消費者物価指数（CPI）と生産者物価指数（PPI）の発表後、仮想通貨市場全体が息を吹き返し、パイコインも再び脚光を浴びている。特に過去72時間で取引量が着実に膨らんでおり、上昇の可能性が高まっている。一般的に取引量の増加は買い圧力が強まっているサインと受け止められ、短期的な価格急騰の可能性を示唆していると見られる。
パイコイン価格上昇の鍵、バイナンス上場へのワクワク感
パイコイン価格上昇の最大の推進力は、バイナンス上場への期待感だ。
パイコインはすでにCoinGecko、CoinMarketCapといった主要価格追跡プラットフォームに名を連ね、複数の取引所にも顔を出している。
しかし、世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスには今のところ上場していない。
パイコインは現在、時価総額で11位（10億4,000万ドル以上）という存在感を示している。
多くの投資家は、パイコインがバイナンスに上場されていないために本来の価値より低く評価されていると考えているようだ。
3月中にパイコインがバイナンスに上場されれば、機関投資家や個人投資家からのまとまった資金流入が起きる可能性が高い。
ただし、仮想通貨市場全体のリスク要因も視野に入れておく必要がある。
最近、アルトコインETF（リップル、ソラナ、カルダノ）に関する議論が熱を帯びており、機関投資家の資金がパイコインよりもETF承認の可能性が高い銘柄へ流れる可能性があるという見方もある。
バイナンス上場はパイコインの運命を変えるか
パイコインはすでにBitget、OKXなどの主要取引所に顔を出している。
しかし、バイナンス上場は全く異なるレベルのインパクトをもたらす可能性がある。
流動性の向上：バイナンスのグローバルな流動性により、パイコインの取引量が爆発的に増え、価格の安定性が高まる可能性が大きい。
エコシステムの拡大：大手取引所への上場は、新たなパートナーシップの構築、機関投資家の参入、開発者コミュニティの広がりを後押しする可能性がある。
つまり、パイコインがバイナンスに上場されれば、5.55ドルまでの上昇は十分に視野に入るという見方がある。
パイコインの技術的分析、4.5ドル突破がカギを握る
パイコインが1.49ドルから4.47〜5.55ドルへと3倍に跳ね上がるには、いくつかの重要な抵抗線を突破する必要がある。
1.58ドル（中間ボリンジャーバンド）：上昇トレンドへの転換サイン
1.91ドル（上部ボリンジャーバンド）：上昇モメンタムの確認
2.50ドル（過去の重要な抵抗線）：パイコイン価格上昇の主要な壁
3.00ドル（心理的抵抗線）：このラインを超えると4.50〜5.55ドルへの到達可能性が高まる
ただし、1.25ドルを下回るか1.00ドルを割り込むと、上昇見通しが崩れる可能性もある。
結局のところ、パイコインの価格が目標値にたどり着けるかどうかは、市場環境、普及率、投資家心理などの要因が大きく影響すると、CoinGapeなどの専門家は見ている。