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2025年03月22日土曜日
ホームニュースIT・テックエヌビディアが自動運転革命に本気出した!クラウドからチップまで網羅する安全システム「Halos」が業界標準を塗り替える

エヌビディアが自動運転革命に本気出した!クラウドからチップまで網羅する安全システム「Halos」が業界標準を塗り替える

エヌビディアは21日のGTCで、自動運転車(AV)向け総合安全システム「NVIDIA Halos」を発表した。このシステムはエヌビディアが保有する自動車ハードウェア、ソフトウェア分野の安全ソリューション製品と最先端AI研究を融合させたものだ。

Halosはクラウドから車両本体まで、安全な自動運転車開発を支援する。チップやソフトウェアからツール、サービスまでAIベースのエンドツーエンドAVスタックに焦点を当てている。エヌビディアの産業安全責任者リカルド・マリアーニ(Riccardo Mariani)氏は「Halosは既存の安全慣行を補完し、標準化と規制遵守を加速する潜在力を持つシステムだ」と述べ、「パートナー企業や開発者が最先端技術を選択し、独自の製品を構築できるよう支援する」と語った。

コンピューティングの観点から、AIの訓練から展開までのプロセスを網羅する。AI訓練にはエヌビディアDGX、シミュレーションにはエヌビディアOVXベースのエヌビディアCosmosを含むエヌビディアオムニバース、展開にはエヌビディアドライブAGXを使用する。エヌビディアのAV研究責任者マルコ・パボーネ氏は、「企業はエンドツーエンドで開発されたAVシステムの強力な性能を確保するため、生成AI機能を重視する傾向があり、従来の構成に依存する設計と検証が排除されがちだ。実際には、Halosのように安全に総合的にアプローチすることが特に重要だ」と説明した。

Halosの入り口となるのがエヌビディアAIシステムインスペクションラボだ。自動車メーカーや開発者は、このラボで自社製品とエヌビディア技術の統合が安全であるかを検証できる。今年1月のCESで発表されたAIシステムインスペクションラボは、機能安全、サイバーセキュリティ、AI安全性と規制を統合した安全フレームワークとしての検査計画だ。AIシステムインスペクションラボの初期パートナーにはフィコサ(Ficosa)、オムニビジョン、オンセミ、コンチネンタルが参加している。

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