
韓国人観光客の入場を禁止していた「あの場所」…結局、観光目的での入場を禁止へ
長崎県・対馬市にある和多都美神社が、一部外国人観光客のマナー違反を理由に、国内外を問わず観光目的で訪れた観光客の入場を全面禁止すると発表した。
今月25日付の「産経新聞」によると、和多都美神社は最近、SNSを通じて「国内外を問わず、観光目的での全ての入場を禁止します」とし、「神さまに対する尊崇、崇敬の念をもってきちんとお参りしてくれる人。そういう心をもった方々はご自由にご参拝ください」と述べた。
しかし、「インバウンドが日本人が大切にしてきた場所とモノと人を壊していく様は、日本文化の崩壊にほかなりません」と遺憾の意を表明した。
神社側は今月22日、「外国人観光客による極めて重大かつ許し難い不敬行為が発生しました」と主張した。
神社によると、外国人観光客らは施設を損壊し、職員に暴行を加え、喫煙、ごみの投棄、排泄行為を繰り返したという。
SNS上には、神社付近で違法駐車を注意した職員に対し、韓国人男性が慶尚道(キョンサン道)のなまりで罵声を浴びせる動画も投稿された。
対馬市は韓国・釜山から約50km離れた島で、アクセスの良さから韓国人に人気の観光地となっている。
特にコロナ禍以降、船舶による韓国人観光客の流入が急増し、和多都美神社は度重なるマナー違反や職員への暴言・暴行に悩まされてきたとされる。
神社側は「職員一同、神域を荒らされるという耐え難い精神的苦痛に加え、職員への度重なる暴言、暴力には、神社運営の危機を感じざるを得ません」とし、「神社と人の心を守るために行動させていただきます」と表明した。