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2025年04月02日水曜日
ホームニュース曲技飛行訓練中に戦闘機2機が空中で衝突し急降下…墜落するもパイロット3名の命に別条なし

曲技飛行訓練中に戦闘機2機が空中で衝突し急降下…墜落するもパイロット3名の命に別条なし

空中で「ドン」と衝突後に墜落… フランス戦闘機、曲技飛行訓練中に事故

引用: X(旧Twitter)
引用: X(旧Twitter)

フランス空軍の曲技飛行チーム所属の戦闘機2機が訓練中に衝突し墜落した。

25日のAFP通信によると、同日午後3時40分頃、フランスのオート=マルヌ県サン=ディジエ近郊の空軍基地付近で、フランス空軍曲技飛行チーム「パトルイユ・ド・フランス」所属のアルファジェット戦闘機2機が訓練飛行中に空中で衝突した。

引用: X(旧Twitter)
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事故当時の映像では、6機の戦闘機が空中で編隊飛行しながら降下する中、外側の2機が衝突して墜落する様子が捉えられている。戦闘機は急降下し、爆発とともに大きな火柱が上がった。

幸い、戦闘機に搭乗していたパイロット2名と同乗者1名は全員緊急脱出に成功。彼らは事故から約40分後の午後4時20分に救助され、病院に搬送された。3名全員命に別条はないが、1名が多発外傷を負い治療中だという。戦闘機1機が近くの倉庫に墜落し火災を引き起こしたものの、民間人の被害者は出ていない。もう1機は森林が生い茂る湿地地域に墜落したとされる。

引用: AFP通信
引用: AFP通信

具体的な事故原因はまだ明らかになっていない。オート=マルヌ県知事は記者会見で「フランス空軍の曲技飛行チームは優れた飛行隊であり、通常は非常に熟練されたパイロットたちで構成されている」と述べ、「この事故には明確な原因があるはずだ。今後の調査でそれが明らかになるだろう」と語った。

1970年代にフランスとドイツが共同開発した軽戦闘機アルファジェットは、現在フランス空軍で主に訓練機として使用されている。特にフランスは2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降、アルファジェットを使用してウクライナ空軍の訓練を行っているとされる。

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