
中国軍は今月1日、台湾を包囲する形で陸・海・空軍・ロケット軍による合同演習を開始した。
中国人民解放軍東部戦区の施毅報道官は同日、SNSを通じて「東部戦区は4月1日から陸・海・空軍・ロケット軍などの部隊を動員し、台湾島周辺で艦船や軍用機が多方面から台湾島に接近する」と発表した。
施毅報道官は「海・空軍による戦闘準備や警戒パトロール演習、総合的な制御権の奪取、海上・陸上攻撃、要所や道路封鎖などを重点的に実施し、戦区部隊の統合作戦能力や実戦能力を検証する」と述べた。
さらに「これは『台湾独立』分裂勢力への厳重な警告であり、強力な抑止力となる。国家主権と統一を守るための正当かつ必要な行動だ」とも付け加えた。
東部戦区は同日、「接近」(進逼)というタイトルの軍事行動ポスターを公開した。ポスターには、台北、台中、台南、高雄など台湾の主要都市がすべて表示された地図を中国軍の戦闘機と軍艦が取り囲む構図が描かれている。
ポスターには「『台湾独立』という邪悪な行為は、自ら火をつけて焼け死ぬようなものだ」との文言が記されていた。
中国が「台湾包囲」訓練を実施するのは、昨年10月、台湾の頼清徳総統が中華民国国慶日演説で行った発言を問題視して行われた「聯合演習利剣-2024B」以来、約6か月ぶりとなる。中国軍は昨年12月、頼総統がアメリカ領ハワイ・グアムを経由して南太平洋の島国を訪問した際、数十隻の軍艦や警備船を動員して圧力をかけたが、公式には「訓練」として発表されていなかった。