
「中国は各国の政治家を誘い込もうとしている。韓国でもそのようなことが起きている」
米議会の中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(CECC)で事務局長を務めるピエロ・トッツィ氏は最近、ワシントンDCで記者と会見し、「中国は貿易と金銭的インセンティブを利用して周辺国のエリートを腐敗させている」と指摘した。CECCは米議会と行政府が共同で中国関連の問題を監視する組織だ。中国の人権状況の監視、政治犯データベースの管理、年次報告書の作成、定期的な公聴会の開催などを担当している。
弁護士出身のトッツィ局長は、クリス・スミス下院議員(共和党・ニュージャージー州)らと共に、中国と北朝鮮の人権問題を長年調査してきた。彼は「米国でも中国とビジネスをしたがる大企業が(中国政府に誘い込まれる)傾向がある」と述べ、昨年9月に逮捕されたニューヨーク州知事の側近も務めたリンダ・サン容疑者の事例を挙げた。検察によると、サン容疑者はニューヨーク州の政治家が台湾と関係を結ぶことを阻止するなど、中国政府のために働いた疑いがある。トッツィ局長は「韓国でも同様の傾向が見られ、政治エリートも例外ではない」と指摘し、「中国と親密な関係にある一部の国会議員についても懸念がある」と語った。
トッツィ局長はさらに、「中国政府が脱北者や北朝鮮住民を労働に動員し、安価な製品を生産させている」と述べ、「北朝鮮政府はこうした労働力を供給し、わずかな賃金さえも横取りして武器購入などに充てている」と批判した。