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2025年04月13日日曜日
ホームニュースアメリカの「極秘作戦」が流出危機で、トランプ大統領大激怒!原因はなんと「iPhone自動保存機能」

アメリカの「極秘作戦」が流出危機で、トランプ大統領大激怒!原因はなんと「iPhone自動保存機能」

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

iPhoneの連絡先自動アップデート機能が、米国のドナルド・トランプ政権を窮地に追い込んだ「シグナルゲート」の発端となったとみられる。

英紙ガーディアンは6日(現地時間)、ホワイトハウスの安全保障チームがマイケル・ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)の携帯電話を法的調査した結果、このような結論を下したと報じた。

これに先立ちウォルツ補佐官は、民間メッセージアプリのシグナルで、イエメン・フーシ派への空爆作戦を議論する非公開チャットルームに、誤って雑誌「アトランティック」の編集長のジェフリー・ゴールドバーグ氏を招待してしまった。

その後、ウォルツ補佐官はゴールドバーグ氏と面識もなく、連絡をしたこともないと釈明し、自身の携帯電話に連絡先が保存された理由が不明だと主張した。

ホワイトハウスが携帯電話の法的調査を行った結果、ウォルツ補佐官の主張が間違っていないことが判明した。ウォルツ補佐官の携帯電話にゴールドバーグ氏の連絡先が保存されたのは、大統領選直前の昨年10月頃と推定される。

当時、ゴールドバーグ氏は傷痍軍人に対する(当時候補の)トランプ大統領の態度を批判する記事を執筆後、トランプキャンプの見解を問う電子メールを送信した。トランプキャンプの広報担当だったブライアン・ヒューズ氏は、ウォルツ補佐官に対応を任せてこのメールを転送した。

問題は、ヒューズ氏がメールをコピーし、テキストメッセージで転送する際、メールに含まれていたゴールドバーグ氏の電話番号まで含まれてしまった点だ。ゴールドバーグ氏の電話番号は、iPhoneの連絡先自動アップデート機能を通じてウォルツ補佐官の携帯電話に保存されたとみられる。この機能は、iPhoneがアルゴリズムで関連性があると判断した番号を既存の連絡先に自動的に追加するものだ。

これにより、ゴールドバーグ氏の電話番号がヒューズ氏の連絡先として追加され、ウォルツ補佐官はゴールドバーグ氏をヒューズ氏と勘違いしてチャットルームに招待したとされる。なお、ヒューズ氏は現在、国家安全保障会議(NSC)の報道官を務めている。

トランプ大統領は「シグナルゲート」発覚後、ウォルツ補佐官の解任も検討したが、携帯電話の法的調査結果を報告され、怒りを収めたという。

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