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2025年04月15日火曜日
ホームニュース「打倒!寡頭政治」トランプとマスクに怒り爆発!米史上最大規模のデモ、ヨーロッパ各地にまで拡大

「打倒!寡頭政治」トランプとマスクに怒り爆発!米史上最大規模のデモ、ヨーロッパ各地にまで拡大

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

米国のドナルド・トランプ大統領による「相互関税」発表以来、5年ぶりとなる最大の株価暴落に見舞われている米国で、全国規模の反トランプデモが発生した。デモ隊はトランプ政権を非難し、政権内で影響力を持つようになったテスラCEOイーロン・マスク氏が国政から手を引くべきだと主張した。

AP通信などの現地メディアによると、5日(現地時間)、米国50州全域の約1,200カ所で「手を引け(Hands Off)」というスローガンを掲げる反政府デモが行われたという。今回のデモは、市民権団体、労働組合、LGBTQ権利擁護団体、退役軍人団体など約150の民間団体が主導し、暴力的衝突や逮捕の報告はなかった。数万人のデモ隊がワシントンD.C.のシンボルであるホワイトハウスから約1.6km離れたワシントン記念塔付近に集結し行進したが、デモが行われている間、トランプ大統領はホワイトハウスにはおらず、フロリダ州の自宅でゴルフを楽しんでいた。また、ニューヨーク州マンハッタンやアラスカ州アンカレッジなど各州の州都や大都市でも同時多発的なデモが確認された。

デモ隊はトランプ政権の米政府職員の大量解雇、社会保障局の地域事務所閉鎖、一部行政機関の事実上の解体、移民の強制送還、トランスジェンダー保護措置の撤廃、保健予算の削減などを非難した。同時に、政府効率部(DOGE)のトップとして連邦政府の構造改革を主導したマスク氏も批判の対象となった。

米人権団体ヒューマン・ライツ・キャンペーンのケリー・ロビンソン代表は、ワシントンD.C.のナショナル・モールで開かれたLGBTQ保護政策廃止に抗議する集会でトランプ大統領とマスク氏を非難した。ロビンソン代表は「現在のトランプ政権の攻撃的な姿勢は政治的なものではなく、個人的かつ感情的なものだ。我々のすべての出版物を禁止し、後天性免疫不全症候群(エイズ)予防のための予算も削減し、この分野の医師や教師、LGBTQとその家族にまで攻撃を加えている」と主張した。ワシントン州シアトルでは、市のシンボルである「スペースニードル」の下に集まったデモ隊がトランプ大統領とマスク氏を標的に「寡頭政治を打倒しよう!」と叫んだ。先月31日に25時間5分にわたりトランプを批判し、米上院史上最長の演説記録を樹立した民主党のコリー・ブッカー上院議員は、この日、ブッカーの選出地域であるニュージャージー州の大学イベントで市民に「行動」を呼びかけた。ブッカーは「このような集会は我々の行動の終着点ではない」とし、「これは米国で我々一人一人、自分には何ができるのかと自問する契機となるべきだ」と訴えた。

AP通信は今回のデモが第2期トランプ政権発足以降、最大規模だったと分析した。主催者側はデモ参加登録者数が60万人を超えたと主張した。この日、フランスのパリやイギリスのロンドンなどアメリカ以外の海外都市でもトランプの無差別的関税政策を非難するデモが行われた。

ホワイトハウスは今回のデモについて声明を発表し、「大統領の立場は明確だ。彼は常に正当な受給者のための社会保障制度と高齢者医療支援(メディケア)、低所得者医療支援(メディケイド)を保証する」と強調した。さらに「一方、民主党はこれらの恩恵を不法滞在外国人にも与えるべきだと主張しており、そのような措置は制度を破綻させ、米国の高齢者を苦しめることになる」と批判した。

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

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