「私です」オンラインカジノで賭博を行った芸能人らが次々と摘発

お笑い芸人らがオンラインカジノ賭博の容疑で一斉摘発された事実が明らかになり、衝撃を与えている。
今月7日、「NHK」など複数メディアの報道によると、警視庁は単純賭博容疑で大手芸能プロダクション吉本興業に所属するタレント6人を4月3日に書類送検したという。
容疑者全員が容疑を認めており、一部は「ギャンブル依存症に陥っていたことを自覚していた」と供述したという。
書類送致された芸人の大半はお笑い芸人だ。お笑いコンビ「ダイタク」の吉本大(40歳)、「9番街レトロ」のなかむら☆しゅん(31歳)、「プリズンクイズ チャンネル」の竜大(31歳)と最強の庄田(35歳)、「ダンビラムーチョ」の大原優一(35歳)、「ネイチャーバーガー」の笹本はやて(33歳)である。
警察は彼らに対し、起訴を求める「厳重処分」意見を検察に送付した。
警視庁によると、容疑者らは2023年1月から昨年12月にかけて、スマートフォンなどを使用して違法オンラインカジノのサイトにアクセスし、「バカラ」などに現金を賭けていたという。警視庁は匿名の通報を受け、昨年2月から捜査を開始したとされる。
容疑者らは仕事の合間や待機中も賭博を続けていたことが判明した。給与の大半を賭博に費やし、賭博資金を調達するために借金をした芸人もいたという。
書類送検された芸人らは「YouTubeなどを見て興味を持った」とし、「オンラインカジノは法的にグレーゾーンだと思っていた」と説明したと伝えられている。
所属事務所である吉本興業は「社会に大きな混乱を招き、関係者やファンの皆様にご心配をおかけし、誠に申し訳ない」とし、「今後も捜査に全面協力するとともに、社内教育の徹底など再発防止に努める」とコメントした。