
韓国で、オムツだけを着用して片道3車線の道路を1人で横断していた子どもが発見された。子どもは無事に母親の元へ戻されたという。
韓国警察庁のYouTubeチャンネルによると、最近、全羅南道麗水市屯徳洞(チョルラナム道ヨス市トゥンドク洞)の美平派出所に「オムツ姿で道路を横断していた子どもを保護している」との通報があった。
ある市民が片道3車線の道路を1人でオムツ姿で歩いている子どもを発見し、直ちに警察に通報した。通報を受けた警察官は、子どもを近くの派出所へ連れて行った。寒さに震える子どもに警察の勤務服と毛布をかけ、落ち着かせたという。
警察は、行方不明の子どもに関する通報の履歴を確認する役割と、子どもを保護する役割を分担して対応した。その後、子どもが派出所内を歩き回れるほど落ち着いた頃、保護者が到着し、パトカーで2人を自宅まで安全に送り届けたという。
警察の調べによると、この子どもには障害があり、普段は保護者が毎日世話をしていたが、保護者が一時的に眠っている間に子どもが1人で外へ出たことが分かった。
子どもの保護者は、市民と警察に感謝の意を表し、「危険な状況にある子どもを見かけたら、躊躇せずに通報してほしい。些細な気遣いが大きな助けになる」と述べた。
警察は「通報履歴を通じて、迅速に子どもの保護者を特定し、無事に引き渡すことができた。子どもを発見し、保護して下さった通報者に感謝する」とコメントした。