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2025年04月14日月曜日
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「非核化は妄想」金与正が日米韓に猛反発!核戦力強化を警告する北朝鮮の本気度

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長は、日米韓外相による北朝鮮の非核化の意志の再確認に対し、「最も敵対的な行為だ」と強く反発した。

朝鮮中央通信は9日、金副部長が8日に発表した談話の内容を報道した。談話では、日米韓の非核化への姿勢について「時代錯誤の執着に過ぎず、北朝鮮には一切影響を及ぼさない」と非難した。

先月3日にNATO(北大西洋条約機構)外相会議にあわせて行われた日米韓外相会談の共同声明における「北朝鮮の非核化の意志」についても、「実現不可能な妄想だ」と一蹴した。

続けて、「過去の幻想にすがり、『完全な非核化』を訴え続けるのは、政治判断の欠如と時代錯誤をさらけ出す行為だ」と指摘し、「北朝鮮の非核化が可能だと本気で信じているのなら、現実より願望にとらわれていると言わざるを得ない」と批判した。

また、北朝鮮が核を保有することについては、「外部からの敵対的脅威や、現在および将来の国際安全保障環境の構造的な変化に対応した当然の選択であり、他国が否定しても変わるものではない」と強調している。

さらに、「核放棄を求めたり、現実性のない『非核化』に関して再び言及する行為は、北朝鮮の主権を否定し、憲法や体制の放棄を迫るものであり、極めて敵対的だ」とも述べた。

そのうえで、「米国とその同盟国が『脅威である』と声を上げ続け、時代錯誤の『非核化』に固執し続けるかぎり、北朝鮮は自衛のための核戦力を正当化し、構築をさらに進めていく方針を強めることになる」と警告した。

今回の談話は、金副部長が米空母カール・ビンソンの韓国・釜山入港に反発し、「戦略レベルの脅威的行動を強化する選択肢を検討する」と表明して以来、約1カ月ぶりの公式発言となった。

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