青瓦台(チョンワデ)、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が罷免された後、見物客が殺到
韓国の次期大統領選挙の投票日が6月3日に決まった中、次期大統領の執務室移転に関する議論が活発に行われている。
こうした中、4日に尹錫悦前大統領の弾劾が認められた後、次期大統領が再び青瓦台に戻ると考えた市民が青瓦台に押し寄せた。
再び青瓦台が大統領の執務室として使われることになれば、現在のような自由な青瓦台観覧が難しくなるためだ。
そのため、弾劾判決直後の先週末には、通常の3倍を超える約1万5,000人の観覧客が青瓦台を訪れた。

今週末も青瓦台は市民で賑わうと見られている。
8日午前時点の青瓦台観覧予約ページによると、すでに約1万人が今週土曜日の青瓦台観覧を予約している。
青瓦台財団は、ホームページ上で、1回あたり最大8,000人の予約を受け付けている。観覧は無料で、予約なしでの当日入場も可能だ。
尹前大統領は2022年就任した後、大統領執務室と官邸を龍山(ヨンサン)区の大統領室庁舎(旧韓国国防部)と漢南洞(ハンナムドン)の官邸(旧外交部長官公館)に移転した。
その後、就任式が行われた5月10日に合わせて青瓦台が一般に開放された。
先月、青瓦台財団の発表によると、青瓦台は開放から2年10カ月で累計観覧客700万人を突破するほどに、多くの市民が訪問した。
今年の旧正月連休には約6万人の観覧客が青瓦台を訪れ、外国人観覧者の累計も80万人に迫る勢いだそうだ。
一方で、次期大統領の選出および就任まで残り2か月を切った中、大統領執務室を世宗(セジョン)市に移転する可能性も取り沙汰されているが、現実的に実現は難しいとの見方も出ている。
