
世界最大の半導体受託製造(ファウンドリ)企業である台湾のTSMCが、今年第1四半期(1〜3月)の売上高が前年同期比41.6%増加したと10日に発表した。
TSMCは、3月単月で前年同月比46.5%増の2,859億6,000万台湾ドル(約1兆2,593億円)の売上を記録し、1〜3月の売上高は8,392億5,000万台湾ドル(約3兆6,958億円)に達したと明らかにした。第1四半期の売上は前年同期比41.6%増となった。
この業績は当初の市場予想(8,305億台湾ドル/約3兆6,573億円)を上回るものだ。TSMCの売上は2022年以降急速に成長している。さらに、今年の第1四半期には米国の相互および品目別関税の発効前の駆け込み需要が大きかったとみられる。世界最大の電子機器受託製造企業で、エヌビディアのAIサーバーを製造する台湾のフォックスコンも第1四半期に過去最高の売上を記録した。TSMCは17日に第1四半期の決算および通期見通しを発表する予定だ。