
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が「ロシア軍の一員として戦闘に参加している中国人が少なくとも150人を超えている」と9日(現地時間)に主張した。
この日、海外メディアによると、ゼレンスキー大統領は記者会見で「ウクライナの情報当局がウクライナ戦争に参戦した中国国籍者の名前とパスポート情報を少なくとも155人分確保している」と述べ、「我々はこの情報を集めており、実際にはこれよりもはるかに多いと推定している」と語った。また、ロシアが中国のSNSを通じて中国人傭兵を募集しており、中国政府もそのことを把握していると付け加えた。
この主張に対して中国当局は「根拠がない」と否定した。
同日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、ウクライナ情報当局が作成した関連報告書を確認したところ、中国がこれまで知られていたよりもウクライナ戦争に深く関与していたことが明らかになったと報じた。
この報告書には、ロシア軍部隊に徴用された中国人13人の写真とパスポート情報が含まれていた。別のリストには、中国人168人の氏名と生年月日、契約締結日および配属された軍部隊名も記載されていた。
WSJによると、彼らの大多数は小銃兵として分類され、一部は攻撃用ドローンの操縦士として分類されていたという。