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2025年04月16日水曜日
ホームニュース「国を救う英雄、ユン・アゲイン!」極右ユーチューバー主催の集会で大熱狂、憲法裁判所の判決に猛抗議

「国を救う英雄、ユン・アゲイン!」極右ユーチューバー主催の集会で大熱狂、憲法裁判所の判決に猛抗議

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

12日の午後4時頃、韓国・ソウル市瑞草区(ソチョ区)の地下鉄2・3号線の教大駅8番出口前で、ユン・ソンニョル氏の支持者たちが、極右ユーチューバーのアン・ジョングォン氏主催の集会に参加し、「ユン・アゲイン!国を救う英雄ユン・ソンニョル大統領を信じます!」と叫んだ。

参加者らは雨風にも負けず、雨合羽を着て太極旗(韓国国旗)と星条旗(米国国旗)を振りながら「ユン・アゲイン」、「オンリー・ユン」、「不当弾劾」などのスローガンを繰り返した。ブブゼラを大きく鳴らしたり、幼子を抱えながら「ユン・アゲイン」のチラシを掲げたりする支持者の姿も見られた。一部の市民はスマートフォンを掲げ、現場をYouTubeでライブ配信していた。

ユン氏の支持者たちは憲法裁判所の罷免決定に不服を唱え、ソウル都心各所で集会を続けた。この日の午後2時から教大駅付近で開かれた集会には、主催者発表で約5,000人が参加した。幼い子どもを連れた家族連れの参加者も目立った。壇上に上がった一人の子どもは韓国国歌の1節を歌った後、「ユン・アゲイン」と大声で叫んだ。

集会の演壇では、憲法裁判所の弾劾決定が不当だとする主張が相次いだ。右派市民団体の自由連帯のイ・ヒボム代表は「憲法が正常に機能していない状況で憲法裁判所が大統領の弾劾審判を進めた」とし、「愛国市民はこの判決を認めることができない」と声を張り上げた。韓国の全北大学で時局宣言を提案したイ・サヤ氏も「大統領の逮捕から拘束、弾劾に至るすべての過程が違法だった」と批判した。

先立って同日の午後1時、ジョン・グァンフン牧師が率いる右派の自由統一党は、ソウル地下鉄5号線・光化門駅付近の東和免税店から大漢門に至る道路で「光化門国民大会」を開いた。ジョン牧師も憲法裁判所の決定に強く反発した。彼は「今回の選挙で左派が大統領になれば、韓国が北朝鮮式の連邦制に向かう可能性がある」とし、「これを阻止するためにユン・ソンニョル大統領が提唱した国民抵抗権を行使すべきだ」と強調した。さらに「ユン大統領も光化門の集会を見守っているはずだ」と支持者たちを鼓舞した。

韓国の右派政党である国民の力のチョ・ベスク議員も壇上に立ち、「今後の大統領選挙が重要だ」とし、「民主党は政権奪取のために立法権を乱用し、国民を苦しめている」と主張した。

一方、ユン氏の支持者の間では憲法裁判所の決定に対する立場が分かれている。ジョン牧師が主導する「光化門派」は不服を唱え「ユン・アゲイン」を叫んでいるのに対し、ソン・ヒョンボ牧師が中心となった保守系キリスト教団体のセーブコリアを含む「汝矣島派」は憲法裁判所の決定を受け入れる立場を表明している。これまでユン氏を積極的に支持してきた一部の人物も弾劾決定の受け入れを宣言した。

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