
米国ではイースター(復活祭)を前に、史上最高値にまで高騰した卵の代わりに、様々な「偽イースターエッグ」が人気を集めている。
12日(現地時間)、米ABCニュースによると、今月20日のイースターを控え、米国内では卵の代替として、じゃがいもやマシュマロ、石などを使って「偽エッグ」を作る方法が話題となっている。
イースターには、殻に色を塗ったり絵を描いたりした卵を分け合って祝福を交わす風習がある。
しかし、鳥インフルエンザの影響などで卵の価格がここ1年で急騰したことから、他の食品や素材を使ってイースター気分を楽しもうとする動きが広がっている。
SNS上では、丸いマシュマロを染色してひよこの形に仕立てたり、じゃがいもに装飾を施してエッグ代わりにしたりする動画が多数投稿されている。
また、段ボールで卵の形を作り、それにアルミホイルなどを巻いて「偽エッグ」を作る方法も広がっている。
ABCニュースは、こうした「偽エッグ」作りが最初に注目を集めたのは、卵価格が高騰した2023年のイースターだったと伝えている。
さらに、プラスチック製や粘土製のイースターエッグ玩具の人気も急上昇中だ。
米工芸品小売チェーン「マイケルズ(Michaels)」は、卵の模型キットの売上が前年に比べて約20%増加したと発表した。