釜山(プサン)・全浦洞(チョンポドン)のペットサロンで起きた衝撃的な事件
韓国の釜山・全浦洞にあるペットサロンで、生後11ヶ月の子犬を床に叩きつけて頭蓋骨を損傷させた店主が、その事実を公にした飼い主を逆に訴えると主張し、物議を醸している。
去る12日、ネットユーザーのAさんは自身のSNSを通じて「この人には犬のトリミングを行う資格がありません。別の地域で新たなにサロンを開いたとしても、私にできることはありませんが、他の犬たちが同じような被害に遭わないよう投稿します」とつづり、短い動画を公開した。
Aさんが公開した動画には、先月15日、ペットサロンの店主が生後11ヶ月のAさんの飼い犬の首を掴んで横にした状態で、そのまま強く床に叩きつける瞬間が捉えられていた。
床に叩きつけられた子犬は、四肢が硬直した状態となり、その後も口を震わせながら苦しそうに鳴き続けていたという。

病院の検査結果、Aさんの子犬は片側の頭蓋骨が骨折していることが判明した。診察した獣医師は「そうでないことを願っていたが、あまりにも衝撃的だ」と語った。
Aさんは「(問題のペットサロン店主は)今回の件の後、ペット美容業から手を引くと言っていました。利益を優先して予約を詰め込み過ぎ、強いストレスを抱えていたと話していましたが、周囲には『数ヶ月もすればどうせ忘れられることだ』などと言っていると聞いて、本当に恐ろしくなりました」と胸の内を明かした。
さらに「『運が悪かっただけ、これまで平気な犬もいた』という発言は、これまでにも他の犬たちを乱暴に扱ってきたが、たまたま問題にならなかっただけ。という意味に聞こえます」とし「私のように、店主のことを信じて預けた飼い主に対して、深く反省し、謝罪すべきです」と訴えた。

さらに驚くべきことに、問題のペットサロンの店主は、この事件をSNSで共有したAさんに対し「あなたが投稿・共有した文章や動画、コメントなど一連の行為は、明らかに違法である」として法的措置を取ると予告していたことが明らかになった。
店主は「今回の件について責任を回避するつもりはなく、譲渡費用の全額である560万ウォン(約56万円)と初回の治療費を誠意を持って支払うなど、事態の収拾に努めました」と主張しつつも、店舗情報を公開したAさんに対して強い不満を示したという。
これに対してAさんは「円満な解決を望んでいると言っていた人が突然連絡を絶ち、数日後にようやく連絡が来たと思ったら『弁護士を雇って告訴した』と言ってきました。本当に呆れてしまいました」とし「今は法律の話ではなく、心から反省し、謝罪すべき時なのではないでしょうか。店主の態度を見る限り、『申し訳ありません』という言葉さえも嘘にしか思えません」と訴えた。