「女性だけで宇宙10分旅行」…資金に余裕のある6人の「ガールクラッシュ」は誰か

ポップスターのケイティ・ペリー氏やアマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏の婚約者ローレン・サンチェス氏らを含む、全員女性の乗組員で構成された宇宙船が無事に宇宙旅行を終え、地球に帰還した。
14日(現地時間)AP通信は、ベゾス氏が設立した宇宙企業ブルーオリジンの宇宙船「ニューシェパード」が同日午前、米テキサス州西部で打ち上げられ、約10分間の宇宙飛行を終えて地球に帰還したと報道した。
宇宙船に搭乗した他の4人は、CBSの朝の看板番組の司会者として知られるゲイル・キング氏、航空宇宙エンジニアのアイシャ・ボウ氏、映画製作者のケリアン・フリン氏、宇宙生物学研究者で市民権運動家のアマンダ・グエン氏だ。
米国で乗組員全員が女性で構成された宇宙飛行は今回が初めてとなる。
これまでは1963年にソ連の女性宇宙飛行士ワレンチナ・テレシコワ氏が単独で宇宙飛行を行ったのが、女性のみによる宇宙飛行の唯一の事例だった。
AP通信によると、これまでに宇宙を旅した人は700人を超えるが、そのうち女性はわずか約15%にとどまるという。
今回の宇宙飛行を企画したのは、2か月後にイタリア・ベネチアでベゾス氏と結婚予定のサンチェス氏だ。ジャーナリスト兼作家で操縦士でもある彼女は、チームを編成し女性用宇宙服を再設計した。
この日の打ち上げ現場には、キング氏の友人でタレントのオプラ・ウィンフリー氏や、カーダシアン家のTVスター、カイリー・ジェンナー氏ら女性セレブリティが訪れ、見学した。
今回の打ち上げはブルーオリジンにとって11回目の有人宇宙飛行となる。初の有人宇宙飛行は2021年に行われ、ベゾス氏が搭乗していた。