
イーロン・マスク氏率いるテスラが、今年第1四半期に市場予想を下回る業績を記録した。
22日(現地時間)に発表された決算報告によると、第1四半期(1~3月)の売上高は193億3,500万ドル(約2兆7,478億562万円)で、前年同期比9%減となった。金融情報会社LSEGが集計したウォール街の平均予想である211億1,000万ドル(約2兆9,945億6,240万794円)だった。特に自動車部門の売上高は20%の急減となった。
1株当たり利益(EPS)も0.27ドル(約38円)にとどまり、前年同期比で約40%減少。市場予想の0.39ドル(約55円)を下回る結果となった。
同社は、今年の成長見通しを示さず、「第2四半期の決算発表時に2025年の見通しを再検討する」と述べた。
さらに、テスラは業績発表で、ドナルド・トランプ米大統領による通商政策が同社のグローバルサプライチェーンに悪影響を及ぼしており、短期的には「需要にかなりの影響を及ぼす可能性がある」と指摘している。