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2025年04月28日月曜日
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中国、米中貿易交渉に対する立場を表明 トランプ大統領の楽観発言に反応

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

米中貿易交渉についてドナルド・トランプ米大統領が楽観的な見解を示したことを受け、中国は23日、「対話の扉は常に開かれている」という従来の立場を改めて確認した。

中国外交部省の郭嘉昆報道官は、この日の定例記者会見でトランプ大統領の米中貿易交渉に関する発言について問われ、「米国が仕掛けた関税戦争に対する中国の立場は極めて明確だ」と述べ、この立場を表明した。

郭報道官は「我々は争いを望んでいないが、同時に恐れてもいない」とし、「戦うなら最後まで戦う」と付け加えた。そのうえで「米国が本当に対話と交渉を通じて問題解決を望むのであれば、脅迫や威圧をやめ、平等・尊重・互恵の基礎の上で中国と対話すべきだ」と強調した。

先にトランプ大統領は22日、ホワイトハウスの執務室で行われた米証券取引委員会(SEC)のポール・アトキンス委員長の就任式で、中国の習近平国家主席との良好な関係に何度も言及した後、米中貿易交渉について「うまくいっている」と評価した。145%に達する対中追加関税についても「非常に高い」と認めつつ、交渉が行われれば「そこまで高くはならず、かなり下がるだろう」と述べた。ただし「ゼロ(0%)にはならない」と下限を示した。こうした発言は、打開策が見えない米中貿易交渉に楽観論を示すことで、市場の不安感を払拭しようとする試みだとの見方が出ている。

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