
就任100日を迎えたドナルド・トランプ米大統領は、国境の安全と経済状況に満足感を示した。さらに、教皇に関する質問には「私がなりたい」と述べた。
トランプ大統領は29日(現地時間)、就任100日記念イベントのためにミシガン州に向かう際、ホワイトハウスを出る時に記者から次期教皇に対する好みを尋ねられ、「私が教皇になりたい。それが私の第一の選択だ」と語った。
新教皇の選出に関心が集中する中、トランプ大統領の発言は冗談と解釈される。トランプ大統領は次期教皇について「わからない」とし、「私には好みがない」と述べた。ただし、「ニューヨークに非常に素晴らしい枢機卿がいる」とし、「だからどうなるか見守りたい」とも語った。
バチカンは21日に逝去したフランシスコ教皇の後任を選ぶコンクラーベを来月7日に開始する予定だ。ポリティコによると、トランプ大統領が言及したニューヨークの枢機卿はティモシー・ドラン枢機卿で、現在有力視される教皇候補ではないとされる。
これに先立ち、ザ・タイムズなど海外メディアは、トランプ大統領と彼の支持者たちが保守派の人物が新教皇に選出されることを望んでいると報じた。
トランプ大統領はこの日、就任100日の感想を問われ、「国境の状況は非常に良好だ」とし、「(不法移民の阻止率は)99.9%の水準で、これが最優先事項だった」と満足感を示した。さらに「(公約の)すべてを達成したか、達成しつつある」と述べた。
関税や物価などの経済問題については「重要な課題だ」としながらも「うまく対処している」と自己評価した。トランプ大統領は「過去には貿易で1日に数十億ウォンを失っていたが、今ではその損失を大幅に減らし、近い将来、莫大な利益を得ることになるだろう」と自信を示した。
さらに、今後の課題として共和党と進めている減税法案に言及し、「国境の状況が良好な今、より重要なのは新たな大規模で素晴らしい取引を成立させることだ」とし、「我々は共和党の強力な支持を得ており、もし民主党がこれを阻止すれば税金が60%も引き上げられることになるだろう。しかし、そんなことは起こらない」と述べた。
続けて「今後の最大の関心事は議会と我々が進めている取引だ」とし、「これは減税と規制緩和、そして他の施策を含む我が国の歴史上最大規模の法案になるだろう」と語った。