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2025年04月30日水曜日
ホームニュース北朝鮮が南北友好の象徴曲『パンガプスムニダ』を抹消!韓国を「主敵」と規定した金正恩政権の新たな対南政策か

北朝鮮が南北友好の象徴曲『パンガプスムニダ』を抹消!韓国を「主敵」と規定した金正恩政権の新たな対南政策か

引用:Newsis

北朝鮮の芸術公演などで南北和解と友好を象徴する歌「パンガプスムニダ(嬉しいです)」の公演が禁止されたことが明らかになった。

29日、共同通信は複数の情報筋を引用し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が韓国を「主敵」と規定して以降、この歌が公演プログラムから除外され始めたと報じた。

北朝鮮は昨年、韓国を敵対国と規定する内容で憲法を改正した。金総書記は2023年12月に南北関係を「敵対的二国家」と位置付けた。さらに昨年1月の施政演説で憲法改正に関し、「大韓民国を徹底的に第一の敵対国、不変の主敵として確固たるものと認識するよう教育啓発活動を強化することを該当条文に明記すべきだ」と述べた。

北朝鮮の歌「パンガプスムニダ」は同胞との再会の喜びを表現した曲で、1991年に発表された。韓国や日本に住む同胞との交流行事や公演で頻繁に歌われてきた。

「パンガプスムニダ」は軽快なリズムと歌いやすい歌詞で人気を集め、北朝鮮特有の政治色が比較的薄い点も多様な聴衆に受け入れられた要因だ。

また、北朝鮮女性が従業員として働く中国内の北朝鮮料理店でもこの曲が演奏されなくなったという。共同通信によると、ほとんどの北朝鮮料理店が韓国人の入店を拒否し、一部の店舗では日本人にもパスポート提示を求め、韓国人かどうかを確認しているという。

これらの北朝鮮料理店はこれまで韓国の団体観光客が一定の需要を占めていたため、入店拒否は売上減少につながっているとされる。共同通信は情報筋の話として、朝鮮族が多い中国東北地域では小規模な北朝鮮料理店が閉店し、北朝鮮人従業員が他の店舗に移動する事例も出ていると伝えた。

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