警察が「恋人」の部屋で就寝中の男を性的暴行で逮捕
ある女性が恋人から性的暴行を受ける事件が発生した。
11日、韓国の放送局「MBN」は、ある性的暴行事件の衝撃的な全貌を報道した。
ソウル西部(ソブ)警察署は30代の男性Aを性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反の容疑で現行犯逮捕した。
Aは10日の深夜2時頃、ソウル市恩平区(ウンピョン区)にある被害者B氏の自宅のドアロックのパスワードを解除し家に侵入した。
B氏は当時酔っ払って寝ていた。
Aは就寝中のB氏に対し同意を得ずに性交を行ったものとみられる。
起床後、B氏は近くの交番に行って申告し、出動した警察は酔っ払って寝ていたAを逮捕した。
しかし、問題はここからだ。なんと、AはB氏の彼氏だったのだ。
警察は、「Aの拘束はせず捜査を進める一方、B氏にはスマートウォッチを支給するなどの安全措置を実施した」と伝えた。
一方、韓国では政界を中心に非合意強姦罪導入論が台頭しつつある。
強姦の成立基準を暴行・脅迫の有無とは無関係に「同意していない人と性交をする行為」と定義し、このような行為を行った者を法的に処罰すべきだという主張である。
現行刑法では、強姦罪が成立するためには「加害者の暴行・脅迫」などが必要であると規定している。
去る4月10日の総選挙を前に、「非合意強姦罪」の法制化を巡る議論が再燃した。「国民の力」と「改革新党」は法制化反対の意向を明らかにし、「共に民主党」は非合意強姦罪導入を総選挙の10大公約の一つに挙げたが、「実務的な誤解」という名目で撤回していた。