同級生の彼女を凶器で殺害した医学生に対し、新たな主張が出た。
引用:ニュース1
最近、韓国・江南駅近くのビルの屋上で同級生の彼女を凶器で殺害した医学生の事件について「過度なエリート意識を持つ人が、見捨てられることを耐えられずに怒りが爆発した例」という主張が出た。同ニュースは、9日、朝鮮日報より報じられたもの。
犯人の医学生Aは、大学入試で満点を獲得しており、名門大学の医学部に進学した。Aは大学入試の終了後、メディア、自治体から取材を受けていた。
しかし、一部では、Aの学歴が犯行を引き起こした一因となったという主張が出た。
メディアによると、Aは医学部に進学した後、自分の学校と専攻を誇りに思っていた。AはカカオトークやインスタグラムなどのSNSに大学合格証や学校建物などの大学関係の書き込みを多数投稿した。大学ロゴ入りパーカーを着用したまま、海外旅行に出かけた写真もあったという。
引用:ニュース1
今回の事件に関し、ペ・サンフンプロファイラーは「過度なエリート意識を持つ人が見捨てられることを耐えられずに怒りが爆発した例」と分析している。
クァク・デギョン東国大学警察司法大学教授も、「別れた元恋人は人格ある一人の人間として自由な選択ができるはずなのに、それを受け入れずに執着した」と述べ、「強い所有欲が極端な行動につながったと見られる」と分析した。
ペ・サンフンプロファイラーは、この事件を表現型犯罪の一種と説明した。
彼は、5月8日、YTNの取材に対し、「自分を見捨て、自分を裏切り、自分を捨てたことへの恨みとして、怒りを表現し、そのことを分かってもらいたい心理。こうした例は、他の目的型とは違う」と述べ、「(飛び降りる気は)全くなかったと思う。死ぬつもりだったら(彼女と)無理心中を図ったと思う」と主張した。
彼は、表現型犯罪の場合、江南駅のような繁華街を犯行現場に選ぶ例が多いとも述べた。
続いて「江南駅のような場所は、表現型犯罪者にとって特定の空間的特性や特異点を持つ。そんな場所で行動に出ると、すぐに広く拡散されることを分かっており、そんな場所に行ったり、あるいは同様の手法を使ったり、もしくは頭の中で同様の絵を描いたり、こうした傾向は、表現型犯罪では現れることが多い」と説明した。