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2024年12月19日木曜日
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北朝鮮崩壊の懸念再燃…内部抗議や脱走が続く中、中国の動向に注目

CIAの北朝鮮崩壊論

中国への北朝鮮流入可能性↑

「大規模な軍事力が消える」

引用:AP

最近、北朝鮮が持続的な挑発を行っているため、北朝鮮と韓国の戦争が再び勃発するのではないかという懸念が提起されている。

一部では、北朝鮮側が「金正日消去」に乗り出し、北朝鮮組織内に内部的な問題が発生しているのではないかという見方も出ている。これに対して、過去に韓国国内に大きな混乱をもたらした「北朝鮮崩壊論」が再び浮上している。

北朝鮮崩壊論とは、北朝鮮が内部的な矛盾や外部的な衝撃などの複合的な要因により崩壊するという観測である。

引用:AP

北朝鮮崩壊論が初めて提起されたのは1998年1月21日で、CIAが提出した「韓国エンドゲームに関する危機シミュレーション」レポートに登場した。

レポートによれば、北朝鮮崩壊論は、資源枯渇→体制維持に必要な勢力にのみ配給→住民は独立生存選択→独立生存を弾圧→住民の組織的な抵抗→軍隊が周辺国に脱北→北朝鮮政権の崩壊後の朝鮮半島統一の順に進む。

北朝鮮崩壊シナリオの段階によると、現在、北朝鮮は5段階まで進んでいる状況と思われる。

引用:朝鮮中央通信

先に、北朝鮮は1994年から約6年間の大飢饉を経験し、配給制度が完全に崩壊したため、北朝鮮の住民は市場で独立生存を選んだ。北朝鮮政権はこのような住民の生存戦略を弾圧したが、その例が2009年の北朝鮮の通貨改革である。

その後、新型コロナウイルス感染症が発生し、防疫を理由に国境封鎖を宣言し、4段階まで進んだ。最近では、北朝鮮の海外労働者が集団でストライキをするなど、組織的な抗議行動も発生している。

これに、北朝鮮内の反体制政党組織の摘発事件などの反体制事件が続発し、北朝鮮の崩壊が近づいたという見方が提起されている。

引用:国連司令部

北朝鮮内の住民が集団的な抵抗をした例がないことから、まだ金正恩の武力支配を恐れていると見られる。

逆に言えば、北朝鮮の統制力が限界に達したり、住民の抵抗が北朝鮮政権が持つ統制力を超えた瞬間、政権崩壊に向かう速度が加速することになる。

北朝鮮内部体制に対する疑問が続けば、北朝鮮軍が周辺国への脱北を続ける過程からは容易に次の段階へ進む可能性もあるということだ。

引用:シャッターストック

兵士たちの大量脱走が起こると、北朝鮮が持っている軍事力が大きく揺らぐ。当初、北朝鮮は軍の兵力が120万人で、世界第4位の規模を誇っていた。

しかし、このような軍からの脱走が持続的に起こると、北朝鮮が誇る大規模な軍事力が消える。シナリオの6段階まで到達すれば、自然に7段階が続くことになる。

北朝鮮の崩壊が実現すれば、中国が北朝鮮に流入する可能性が高く、中国も「北朝鮮崩壊論」に関心が高いと推測される。

引用:朝鮮中央通信

これについて、専門家らは、北朝鮮の崩壊は時間の問題だと判断している。北朝鮮が最近、持続的に韓国に対する挑発を繰り返しているのも、軍事力を誇示し、住民を統制するための手段として解釈できる。

一方、22日には、北朝鮮が東海上に数発の短距離弾道ミサイルを発射したと報じられている。

合同参謀本部は、北朝鮮の挑発に対して、「韓国軍は、北朝鮮のミサイル発射時に即座に捕捉し、追跡・監視した」と述べ、「米・日側と関連情報を密接に共有し、詳細な仕様は総合的な分析中」と伝えられている。

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