被告の母親に性的関係を求めた警察官が裁判に立たされた。
22日、ソウル新聞などによると、事件を解決した見返りとして被告の母親に性的関係を求めた疑いがある警察官に対して検察は懲役刑を求刑した。
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検察は、前日に開かれたソウル南部地裁刑事11単独の裁判官チョン・ユミの審理において、ソウル江西警察署所属のキム某警部補の強制わいせつ容疑の裁判で、懲役1年の刑を宣告してほしいと要請した。
キムは、2022年末、自分が担当した事件の被告の母親と個人的に会い、身体に触れ、性的関係を要求した疑いがある。
キムは当時、「子供の事件を解決したので会おう」として被告の母親を呼び出し、酒を飲んだ。酔っ払って「君が好きだ」、「きれいだ。一緒に寝たらどうだ」などの不適切な発言もしたことが明らかになった。
検察は、「事件関係者として出会った被害者にわいせつな行為をし罪質が悪い」とし、「被害者だけでなく家族にも取り返しのつかない被害を与えたこと、反省しない態度に一貫していることなどを考慮してほしい」と述べた。
被告側の弁護士は、「急に大量の酒を飲んで一瞬で酔いが回り、不適切な発言をしたことを反省している」としながらも、「被告がセクハラ的な発言をした時点では接触は不可能な状態だった」と述べた。
被告も犯行を否認し、「不適切な発言について深く反省している。酔って相手が誰なのか認識できず、強制わいせつについても接触した事実はない」と強調した。